Short Story × Songs 【QK】

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とある日。バーゲンセールに付き合ってほしい！という彼女たっての希望で、休日に出かけた。

『ごめんね、付き合わせちゃって』

「全然良いよ！ちょうど課題も終わらせてたから」

『実は私終わらなくて持ってきてるんだよね…笑』

「じゃあ俺の家でやる？」

『良いの！？』


やったー！と子供のようにはしゃぐAだけど、これでも僕より1つ年上なんだよな笑


『早く行こう？』

そう言って手を差し出してくるAは、やはり大人だった。



.



僕の家に来てからは、Aは課題、僕は記事を書くためにお互いパソコンとにらめっこをしていた。
気づいたらもう夜になっていて、遅いから泊っていきなよ、と言ってお風呂に入らせた。
急に決めたことだったから、僕の洋服を貸してあげた。

『祥彰くんのジーパンめちゃくちゃ履き心地良い〜！』

「はは、それは良かったよ」

自分もジーパンを履いているけれど、Aと自分を見比べると、彼女の方が足は長いみたいだった。




ピンポーン、とインターホンが鳴り、誰だろう？と思ってドアを開けると妹がいた。

「え、どうしたの？」

「ちょっと近くまで来たから顔出しに来たの。お兄ちゃんに連絡したよ？」

ふとスマホを見ると、妹から連絡が来ていた。
知らなかった…
すると、ひょこっと僕の後ろから現れたA。

『妹ちゃんじゃん！久しぶりー！』

「え、お兄ちゃんの彼女さんじゃないですか！お久しぶりです！」

女子二人は僕の目の前でハグを始めた。
完全に置いてかれてる…！


「お兄ちゃんの服着てるの凄い似合ってるね。まるでお姉ちゃんが二人いるみたーい！笑」

「おい！それはないだろ！笑」

口の悪い妹をとりあえずさっさと帰らせて、再び平和な時間を取り戻した。




『ね、今度は祥彰くんの行きたいところに行こ？』

今回は付き合ってもらったし、と笑って言うA。
そうだな、行きたいところかぁ。

「今はとりあえず思いつかないなー」

『えー？そうなのー？』

だって、

「Aと一緒にいられるだけで楽しいし」

『ふふ。じゃあ思いついたら遠慮なく言ってね！』




これからも二人で仲良くいようね。

慎重さ？いや、身長差のない恋人も、良いよね。

電気飴　sgi→←慎重さ？　ymmt

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