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一瞬、無音状態になったが、それを破ってくれたのは伊沢さんの笑い声だった。
絶対私場違いだったよな…これはプチ面接みたいなモノだったはずなのに、盛大にやらかしたよな…
「Aちゃん面白いね！いいよ、掃除とか料理とかしてもらおうかな！あと癒しにもなるし！」
え、本当に？これ、ドッキリとかじゃない？
伊沢さんの鶴の一声ではないけれど、須貝さんや山本さんが、良いじゃんなどと言ってくれて無事に私は採用されることになった。
本当に信じられない…
『こうちゃん本当にありがとう！でも何で？』
「あーもううるさいなぁ」
そう言って隣の部屋に消えてしまったこうちゃん。
あれ、また機嫌が悪うございますな。どうしてだろう？
「あれは照れ隠しやな」
はてなマークである私に、川上さんが教えてくれたが、私にはもう一つはてなマークが増えるだけだった。
『こうちゃんが私に照れることはないと思いますけど？』
「何でそう言い切れるの？」
『だって、私がこんなにアピールしているのに、ただの妹としてしか見てくれないんですもん。私は本気で約束を果たそうとしているのに』
「約束って？」
『小さい時に大きくなったら結婚しようねって言い合ったんですよ』
「えー！そんなドラマみたいなことしてたのー？」
『はい！』
山本さんや須貝さんは、とても気さくな人で、いきなりこんなプライベートな話をしてしまって恥ずかしい。
でもそうだな、確かにドラマみたいなことだったなあれは。
どうせこうちゃんは覚えてないんだろうけど。悲しい！
「ま、大丈夫だよ。自信持ちな！」
『ありがとうございます…？』
ポン、と肩に手を置かれて励ましてくれた伊沢さん。
何のことかは分からないけれど、伊沢さんがそう言うなら大丈夫かな、なんてね笑
それから私は、皆さんと話しながら雑用係としての仕事を教えてもらった。
良かった、お嫁に行くために家事だけはちゃんと徹底してた甲斐があった。
しかも大好きなこうちゃんと同じ職場(？)という神的展開に頭が上がらない。
あっという間に解散の時間になり、私はとりあえず今日はホテルにでも泊まろうかな。なんて思っていたら、こうちゃんが目の前に来た。
「ホテルのチェックインの時間はもう過ぎてるから無理だよ」
『え！もう駄目なの！？』
そんなぁ！東京に来てすぐに確保しとくべきだった…
項垂れる私を見てため息をついて、こうちゃんは言った。
「だから、俺の家来なよ」
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あやか(プロフ) - 初コメ失礼します。トクベツといい、身長差のない恋人といい、自分の推しの話が自担グループである嵐の曲でとてもテンションが上がりました！話も面白いですので、読んでいて楽しいです！ (2021年2月17日 0時) (
レス) id: 9ed625666a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃるちゃる(プロフ) - 月夜星さん» ありがとうございます！曲の良さを消してしまわないように気を付けながら書いておりますので、そう言ってくださると嬉しいです！ (2020年4月22日 17時) (レス) id: d523c3bebb (このIDを非表示/違反報告)
月夜星(プロフ) - こんにちは！青空が違う！！めっちゃ好きな曲で、好きなQ．K.さんたちのお話で！めっちゃ楽しいです！これからも頑張ってください！ (2020年4月21日 16時) (レス) id: 5e0ae6c178 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃるちゃる(プロフ) - 望さん» そうです！好きな人たちのコラボって嬉しいですよね。つい勝手に作ってしまいました！笑 (2020年4月17日 22時) (レス) id: d523c3bebb (このIDを非表示/違反報告)
望 - これ欅坂や日向坂の曲ですよね？好きな人が好きな曲で…読んでいて楽しいです^^* (2020年4月16日 8時) (レス) id: 2bba6c15ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃるちゃる | 作者ホームページ：
作成日時：2019年9月8日 14時
