不思議な距離感 ページ2
Aside
一週間前・・・
研磨「じゃあ・・・うちのマネになる?」
A「え?」
あのおとなしい孤爪さんからそんな言葉が出てくるなんて
・・・思いもしていなかった。
どうかしたんだろうか?
研磨「運動部に入った方がいいって言われたんでしょ。」
A「うん、言われました。」
研磨「でも、運動はしたくないんでしょ。」
A「もちろん、嫌いですから。」
研磨「特別入りたい部活もないんでしょ。」
A「えぇ、無いですね。」
研磨「うちに入りなよ。」
A「そう言われると、入った方がいいのかもしれない・・・」
口車に乗せられて(?)私はバレー部に入ることになった。
研磨「あ、クロに入部届貰わないと・・・」
A「クロ・・・?」
研磨「あぁ、俺の家の近くに住んでて、一応主将。」
孤爪さんの幼馴染はクロさんで、一応主将さんってことか。
・・・一応ってなんだろう。
もしかして本当の主将さんに何かあったとか?
研磨「・・・クロは本当の主将だよ。」
A「え、読心術ですか。」
研磨「変な顔してるから、もしかしてと思って。」
そんなに変な顔してたのか。(←否定しない)
A「あ、貰っといてもらえますか。」
研磨「入部届?」
A「はい。部活仲間になりますね。」
研磨「稲葉さん、敬語やめてね。」
A「・・・善処します、孤爪さん。」
クラス((不思議な距離感・・・))
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作者名:ななじろう | 作成日時:2017年11月20日 17時