【番外編】感情2 ページ48
(夢野side)
目の前のこやつは言った
−馬鹿にしないと−
そう言って結局みんななんて言った？
？「あーあ、やっぱり夢野さんって魔法なんて使えないんだ」
…もう、あんな思いは嫌じゃ
夢「ふざけるでない…！どうせ、どうせお主だってずっと馬鹿にしておったんじゃろう！？凄いと言っておきながら心の中では何とも思ってなかったじゃろう！？
いつもいつも後をついてきおって、いい加減うんざりなんじゃ！！」
めんどいと言って感情を出す事を避けていたからか少し大声を出しただけで息が切れる
これでいい、これでこやつも離れて−−
夢「…なんで、笑っておるんじゃ」
それなのに、笑っていた。それはもうにやけているかのように、こやつは笑っていた
茶「え！？そ、そんな笑ってました！？
えへへ…転子、嬉しいんです。だって夢野さん、初めて感情を曝け出してくれたじゃないですか。きっとここでは転子が初めてなんだろうなーって思うとそれが嬉しくて…
夢野さん、夢野さんは元々感情が豊かな方なんですからもっと喜怒哀楽を前に出していいんですよ」
茶「それに、悔しいです。夢野さんがそんなにも悩んでることに、苦しんでることに気付けなかった事が。転子は夢野さんの事知った気でいて何にも分かってなかったんですね…
アンジーさんが、羨ましいです」
先程の笑みが消え、今度は寂しそうに笑って呟いた
茶「転子は夢野さんを馬鹿にしません。否定もしません。神さまだって夢野さんが信じるなら転子も信じます。夢野さんはいつだって、どんな時だって！偉大な魔法使いですから！」
夢「………あ…」
あぁそうじゃ…ウチにはずっと前からこんなにも真っ直ぐ見てくれる人がいたのに…どうしてそれを否定しようとしてしまったんだろう
夢「てん……こ…」
茶「なんですか？夢野さん」
夢「転子、転子ぉ…！」
ボロボロと泣いた。泣くのも久しぶりで顔はぐちゃぐちゃだったしきっと鼻水だって凄かったがそんなの気にならなかった
本当は分かっていた。神さまなんていないなんて。でも、何でもいいから縋りたかった
−ずっと、こんなに近くにいたのに
転子は何も言わずただずっと抱き締めてくれた
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鍋(プロフ) - mizu217さん» mizuさんゴン太推しでしたか！ゴン太いいですよね…4章…うっ頭が…ｶﾞ､ｶﾞﾝﾊﾞﾘﾏｽ!! (2017年8月24日 11時) (
レス) id: 39b056009e (このIDを非表示/違反報告)
mizu217 - ４章といえば、ゴン太！！私の推しキャラです！！頑張ってください！！ (2017年8月18日 19時) (レス) id: 908cde38bf (このIDを非表示/違反報告)
鍋(プロフ) - モユさん» わー！モユさん！！お待たせしてすみません！(T_T)白銀ちゃんのセリフktkr…！ (2017年7月30日 12時) (レス) id: 39b056009e (このIDを非表示/違反報告)
モユ - これから３章突入！しかもオリジナル私、気になります！←(( これからも、応援してます！ (2017年7月29日 23時) (レス) id: bbfca86a7f (このIDを非表示/違反報告)
mizu217 - 鍋さん» いえいえ！！頑張ってくださいね！ (2017年7月14日 21時) (レス) id: 908cde38bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鍋 | 作成日時：2017年6月16日 20時
