願い ページ43
天海side
夢なら覚めてくれ
そう願わずにはいられなかった
王「…苗字、ちゃん…?」
震える声で彼の名を呼ぶ王馬くん
俺は声を発することすらできなかった
苗字くんの体は本の下敷きになっているため見ることは出来ない
だけど俺たちは見てしまっている
落ちてくる本に混ざって、真っ直ぐ苗字くんに向かっていく鉄球のようなものを…
しばらく動けずにいると、
−−−−バンッ
入口の扉が勢いよく開いた
赤「はぁ、はぁ…しゅ、首謀者は!?」
最「あれっ?天海くんに、王馬くん?」
茶「もしやあなた達が首謀者なんですか!?やっぱり男死は最低ですね!」
百「落ち着け茶柱。2人は違ぇだろ。
おうお前ら、苗字はどうした?一緒じゃないのか?」
入ってきたのは4人
それぞれ違う反応をしているが、百田くんに問われて口ごもってしまう
天「苗字くんは…」
王「死んだよ」
最「え?」
天「王馬くん、まだそうと決まったわけじゃ
王「死んだんだよ!!天海ちゃんだって見たでしょ?上から落ちてきた鉄球が苗字ちゃんに当たったのを!」
…」
赤「ま、待って!2人は…苗字くんは、ホントに首謀者じゃないの?」
王「バカ言わないでよ。オレたちはソイツがここに来ることを予想してここで待ち伏せしてたんだよ」
赤「っ!そんな…」
王馬くんと赤松さんが言い合って埒があかないと思ったその時、
「………うっ…」
小さな呻き声と共に、山積みになっていた本が崩れ始めた
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モユ - もちろんです!! (2017年5月28日 22時) (レス) id: bbfca86a7f (このIDを非表示/違反報告)
鍋(プロフ) - モユさん» モユさん初めまして!コメントありがとうございます…!面白いと言っていただけて感激です…!頑張って更新していきますので楽しんでいただけたら幸いですー! (2017年5月28日 20時) (レス) id: 39b056009e (このIDを非表示/違反報告)
モユ - とっても、面白いです! 頑張ってください!! (2017年5月28日 1時) (レス) id: bbfca86a7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鍋 | 作成日時:2017年5月25日 21時