想い3 ページ49
赤「なんで？どうしてみんなそんな普通なの…？」
東「…だって、あなたはあくまでも"みんなでここから出る"ためにこの犯行をしたんでしょう？」
真「クク…それは今までの君の言動は嘘じゃなかったってことだからネ…疑う必要なんてないヨ」
星「まぁ、それすらも嘘だったら俺たちは何も信じられなくなってただろうな」
誰も彼女を責めることなどできなかった
彼女の行動は俺たちに生きる勇気を与えてくれたのだから…
−−−
「そうだ！ねぇ赤松ちゃん、君のピアノを聴かせてよ！」
赤「えっ？」
俺はふいに提案する
「どうかな？…それで、今回のことはチャラにしてもらえないかな？」
赤「そ、そんな事でいいの…？」
「うん。俺が赤松ちゃんのピアノを聴きたいんだ…ダメ、かな？」
赤「…
ううん、ダメなんかじゃないよ。喜んで」
そして全員で彼女の研究教室まで行く
赤「あはは…なんか恥ずかしいな。じゃあ、聴いてください」
彼女が奏でたものは
「(月の…光…)」
−ドビュッシーの月の光
ゲームの時とは違う。隣には最原くんがいて、赤松ちゃんが自ら奏でる音色に耳を傾けている
俺も目を閉じてその音色を聴き込む
「(良かった…最原くんの大事な人を失わなくて…本当に…)」
最「苗字くん？」
「え？」
赤「ど、どうしたの！？やっぱりどこか怪我したんじゃ…！」
気が付くと演奏は終わっており、俺の目からは涙が零れ落ちていた
「あ、はは…なんでだろ…君の演奏があまりにも素敵だったからさ……ねぇ、赤松ちゃん、これからも、時々でいいから君のピアノを聴かせてくれないかな？」
赤「苗字くん…うん、うん！もちろんだよ…！」
彼女はとても綺麗に笑った
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モユ - もちろんです!! (2017年5月28日 22時) (
レス) id: bbfca86a7f (このIDを非表示/違反報告)
鍋(プロフ) - モユさん» モユさん初めまして！コメントありがとうございます…！面白いと言っていただけて感激です…！頑張って更新していきますので楽しんでいただけたら幸いですー！ (2017年5月28日 20時) (レス) id: 39b056009e (このIDを非表示/違反報告)
モユ - とっても、面白いです！ 頑張ってください！！ (2017年5月28日 1時) (レス) id: bbfca86a7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鍋 | 作成日時：2017年5月25日 21時
