化物語GX (ページ25)

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ゆうきクラブ 2-8 ページ25

シャツを着ようとした所に、またしても遊城はその服を脱ぎ捨て始めた。

「お前・・・実は自慢の肉体を僕に見せびらかしたいだけなのか！？」

「自慢の肉体だなんて、そんなに自惚れてねえよ。服を着るのは得意じゃないんだ。・・・重たいんだよ。」

「・・・。」

自分の体重が軽いから、服が重く感じるのだろうか。

確かに、軽い身体に慣れてしまうと、何ともない1kgが、大きな1kgに感じてしまうのは仕方がないのかもしれない。

という事は、こいつにとって今のデュエルはかなりの負担が掛かっているのではないだろうか。

それでも、自分の身を守る為に、見栄を張って我慢していたというのだろうか。

「けれど意外と学があるんだな、Aは。びっくりした。ひょっとしたら、頭の中に脳みそが入っているのかも知れないな。」

「当たり前だろ。」

「当たり前って、お前のような生物の頭蓋骨に、脳みそが入っているというのは、それはそれはもう奇跡のような出来事なんだぜ？」

遊城はそう言うと、僕の頭に手を添えて無理矢理上へ向かせる。

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