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ゆうきクラブ 2-1 ページ18
「遊城の部屋って、結構ボロいんだな。」
日も落ちた頃、僕は今遊城の部屋へお邪魔している。
この学校は寮生で、それぞれ成績によっていい所から悪い所へと配置されるようになっているのだ。
ただし女子の場合は成績問わず、まとめて女子寮へと送られるから、僕はまあまあ裕福な生活を送っているのだが・・・どうやら遊城は成績を問題視されているため、寮は何処を見てもオンボロなものであった。
「でも、特に悪い生活を送ってるって訳でもないんだぜ?飯は美味いし、他の寮と違って厳しいルールもない。他に比べて自由にできるって訳だ。」
自由・・・確かにこの寮は、特別門限もなさそうだ。こんな夜に帰っても、誰も何も言わなかったのだから。
悪い意味で言えば見放されているというか・・・しかしこの男は、そんなことを全く気にしていないのだろう。否、気にする必要がないのである。
なんせこの男は、今は誰もが知っている、学園最強のデュエリストなのだから。
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作者名:ちゃもー | 作成日時:2016年8月16日 1時