【初めての恋が終わる時】×【kn】 ページ2
初めてのキスは涙の味がした____
私は彼氏であるきんときを呼びだす
「……別れよう」
それだけ告げて返事も聞かず歩き出す
なんで……。という彼の声が聞こえないふりをして…
季節は冬。
街はイルミネーションで輝いてカップルたちが楽しそうにしている
私は足を止めずに歩き続ける
そうでないと思い出してしまうから。
「あ…見て!初雪!」
近くのカップルの女の子が言う
空から降る白い雪。
ふと立ち止まり手を出してみる
手に乗った雪は直ぐに溶ける
まるで私の代わりに空が泣いてる見たい……
なんて………
そんなことを思いながら私は見覚えのあるドアを開けた。
私は遠くの学校に行くことが決まった。
歌手の夢を叶えるために東京の大学に行くため
明日引っ越すことになった
__ちゃんと話すべきだったのかな。
今更そんなこと言っても意味ないのに。
あの時のことを思い出す
表情は見てないけどきんときの顔が浮かぶ
その瞬間雪崩のように思い出が頭をよぎる
あーダメだ…泣きそう……
泣いちゃダメだ。自分で決めたんだから…
本当は別れたくない思いが今になって込み上げて胸を痛める
そんな痛みに気づかない振りをして私は布団に入った
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちゃま | 作成日時:2022年4月14日 0時