たった一人の女子と飢えてる男達

4話 ページ4

準備ができました
あんりちゃんの声、ズルズル食べてるカップ麺

了解、短い返事をしてEnterキーを押せば、アダムの原石達が待機してる部屋が映った。

『学力』『家柄』『容姿』『社交性』『恋愛』『性格』

上記条件を元に俺の独断と偏見で選んだ

飛び抜けて容姿がいいやつも居れば、学力が弱いやつも当然いるが、何か欠点がある方が親しみやすい。








「イヴの様子はどうなんだ」

「不安と困惑、ですね、、知らない間に冬眠させられていて、目覚めればこんな事に巻き込まれて状況を必死に理解しようとしてます」

「そうか」

「そうかって、それだけですか？もっと心配してあげて「嫌なら出て行けばいい」え、、？」

「イヴが嫌ならここから出て行けばいい
俺は別に止めはしない」









目覚めたばかりで現状を理解しようと頑張ってる？
いや、違うな。本能的に出て行ってはいけないと感じ取ってるからだ。

食べ切ったカップ麺を置き、あんりちゃんを見た








「俺がイヴの立場なら説明を聞いた時点で、発狂して出て行く
それもそうだろう、知らない男と寝て子供作れって言われたら、誰だって発狂する

だがイヴは違う
薬漬けの冬眠で記憶が欠落し自分が何者かもわかってない状況下で、本能だけは賢い」

「それでも、10代の女の子には荷が重すぎます、、」

「なら、他の女ならいいと？」

「そうではないですけど、、彼女を見てるとなんか、こう庇護したくなるって言うか、守ってあげたくなる感じがして、、」

「あんりちゃんが惚れてどーするの」

「そんなじゃありません！」








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