16話 ページ16
あんりさんが戻ってくるまで一人で勉強
イヤホンから流れてくるリスニングの翻訳をノートに書いていく
もしかして、私英語得意だったりする、、?
『、、、、、』
シャーペンの動きが止まる、ふと思った疑問はとても些細な事だろうけど、私にとったら些細ではない、、
一向に治らない記憶障害、、私が何者かも教えてくれない
私は、誰なんだろう、、
-Who are you-ノートに書き記した
考えにふけていれば、リスニングが止まった
顔をあげればあんりさんがいた
サッカーボールのキーホルダーがついた車の鍵をちゃらちゃらして微笑んでいた
「ここはアダム達が通ってる青学です」
『青学、、?』
「青い監獄学園です!通称:青学、文武両道にたけ中等部と高等部があり、エスカレーター式の学園です
近くには青学の大学もあります、少人数ですが女子生徒もいますよ」
『へぇ、、』
「いきましょうか!」
あんりさんと一緒に学内へ入る、ちらほら見えた女子生徒
制服、可愛い、、そう思いながら見つめていた
各方向から声が聞こえる、みんな部活をしているのだろう
部活か、、私は学生の時、何をしていたのだろうか
サッカー部は第4グラウンドで練習してますよ、見に行きますか?
あんりさんが聞いてくる
私が見に行っていいの、、?逆にそう書けば、不思議そうな顔をしていた
「控えめなんですね、アダム達のかっこいい姿、見たくないですか?
普段、屋敷では見れない彼らの活躍を見れますよ」
『、、、(世一のかっこいい姿も見れるのだろうか)』
「それに、A様が見にきてくれる方が彼らにとって、最高の応援になりますよ」
『最高の、、?』
「はい、今日はタイミング良く練習試合してますから」
『試合、、、見に行こうかな』
「ぜひ」
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天(本名) - れおの漢字王が央になってます! (5月15日 1時) (レス) id: 3c90fddeae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:tya02maru x他1人 | 作成日時:2023年4月10日 11時