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14話 ページ14

積み上げられた参考書達を見てため息が出た。

学園に通ってる世一達と違って私は通ってない、それ故あんりさんが家庭教師代わり。

では、次は社会を勉強していきましょう、参考書の、、ページを捲る。

こうして勉強してる間、世一も学園で勉強してるんだろうな
世一が通ってる学園ってどんな所だろう、、

シャーペンの先をノートに軽くとんとんしながら思う








「(心ここにあらずってみたい)

イヴ様、少し休憩しましょうか」

『でも、、』

「大丈夫ですよ、こんな事で絵心さんは怒りませんよ

ご用意しますので、あちらのテラスでお待ちください」









あんりさんが微笑んだ、談話室のそばにあるテラス
白い薔薇が咲き誇る庭、椅子に座り待つ

絵心に裸足は冷たいと言えばスリッパをくれた、ふわふわなやつ、意外といい人?みたいだ

テキパキと用意してるあんりさん、私の前に置かれた紅茶

本日は、アッサムをご用意しました。ミルクを入れてお飲みください、隣に置かれた少しあたたかいミルク

ケーキは、レモンタルトです、どうぞ。にっこり笑ったあんりさん、レモンの爽やかな香りが好みだ










『美味しい』

「良かったです」

『、、、、、』

「(ニコニコ)」

『(そう言えば、私、、あんりさんとまともに話した事、ないな、、)

あ、あの、、』

「はい」

『、、あ、あんりさんって、お屋敷勤めだったんですか?』









きょとんとした表情、でもまた笑ってくれる。

いえ、以前はただの会社勤めでした、あんりさんの言葉にへぇー、、と頷いた

、、この後、なんて返したらいいの?

会話が続かない、あまり突っ込んでもダメだろうし、思い切ってズカズカと進んでみる?、、いやいや、ダメだよ

私は誤魔化すように、ケーキをぱくり。

イヴ様、あんりさんが私の隣にしゃがむ。









「私は少しずつで構いません、イヴ様のペースで仲良くしていただけたらと思います」

『あの、イヴ様って呼ばないでほしい、、名前で呼んでほしい』

「!、、はい、A様」

『け、ケーキ美味しいです、、』

「ありがとうございます、A様」

『また、作ってほしいなぁ、、』

「はい、もちろんです!」

『ありがとう』

「(不意の笑顔、反則です!可愛い、、!!!!)」

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天(本名) - れおの漢字王が央になってます! (5月15日 1時) (レス) id: 3c90fddeae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:tya02maru x他1人 | 作成日時:2023年4月10日 11時

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