＊ ページ27
キ「いふぁいとうまいもんだな」
『食べながら喋るな。まぁ、確かに上手く出来てるな』
さすがと言ったところだろうか。このくらいのクオリティじなきゃ困る。
志「ていうか、何でここに来たん？あ、もしかして、俺らのクレープ美味しいって噂でもあるんか！」
『残念ですけど一つも聞いてませんね。来た理由としては、腹ごしらえって意味もありますけど』
そ「けど？」
『人探しですね』
志「人探し？俺らのクラスにか？」
『そうなんですけど……。見当たりませんね』
この店に入ってから中を見渡しているが、一向に見つからない。店番でなければ、今はどこかをぶらついているのだろうか。そうなると、見つけるのに時間が掛かるな。
そ「うらたくん探してんの」
『よく分かりましたね』
そ「俺と志麻くんじゃなかったらそうでしょ」
そうなるのだろうか。もしかしたら私の友達に会いに来た、という選択肢は一ノ瀬彼方には無いらしい。
志「うらさんなら午後から店番だから、今はどっかに居るんじゃない？電話しよっか？」
『お願いします。あ、くれぐれも私が探してたって言わないでくださいね』
志「はいはい」
そう言うと、高崎志麻は店番中にも関わらず電話をしに廊下に出た。まぁ、私が頼んだのだが。
そ「ねぇ、何でうらたくんなの？」
『いろいろ諸事情が』
そ「……なんとなくだけどあの件ってことは分かるけどさ、そこまで気にすることなの？」
『気にしますよ。あれで仕事量が増えたら洒落にならないんで』
そ「ふーん」
自分から聞いといて、どこか納得のいかない表情を見せる一ノ瀬彼方。こいつが干渉する事じゃないのに。
志「おーい、Aちゃんわかったで。うらさんのいる場所」
『ありがとうございます。それでどこに？』
志「1年生の所におるって言ってたな。詳しく聞くとバレそうやったからどこに居るかぐらいしか聞かんかったけど……これで大丈夫か？」
『充分です。じゃあ、私達はこれで。あ、キヨ会計よろしく』
キ「へいへい」
志「毎度あり！なぁAちゃん、俺があげた情報の見返りって……痛っ！ちょっ、そらるさん頭鷲掴みせんといて！」
そ「調子ずいたこと言わないの。じゃあねAちゃん、午後になったらクラスに行ってあげる」
『来なくていいです。うるさくなるんで』
終わり
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ミミ - 面白い作品に出会えて嬉しいです！更新大変でしょうが頑張って下さい！応援してます。 (2019年10月27日 22時) (
レス) id: f690071450 (このIDを非表示/違反報告)
雨上がりのcrew(プロフ) - すごい。。。この作品私得←これからも更新頑張ってください！！ (2019年8月9日 11時) (レス) id: 11f12a305b (このIDを非表示/違反報告)
桜貝(プロフ) - 海さん» 返信が遅くなり、誠に申し訳ありません。更新が遅いですが、これからも見て下さるとありがたいです。励みになるコメント、ありがとうございます。 (2019年6月1日 14時) (レス) id: 6b2a63191d (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - いつも楽しく読まさせてもらってます！とっても面白いです！これからも頑張ってください！応援してます！ (2019年4月3日 18時) (レス) id: ba67b17bbf (このIDを非表示/違反報告)
桜貝(プロフ) - モモ缶。さん» ありがとうございます！実は最後の展開は少しずつ話に出しています。 (2018年11月28日 22時) (レス) id: 6b2a63191d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜貝 | 作成日時：2018年9月11日 7時
