到着 ページ2
『暑い……』
キ「おし、着いた！」
電車で〇〇プールの最寄りの駅まで移動し、徒歩5分くらいでそこには着いた。
ちなみに今は日傘を差しており、全身日焼け止めを塗り、長袖長ズボンで完全に顔以外の肌の露出を防いでいる状態だ。
パリピが来るようなこの場所では、あまりにも相応しくない格好だが、日焼けのことを考えると私は周りからの視線も何とも思わない。
一方キヨはTシャツに長ズボンにサンダルという、ラフな格好だ。キヨは水着に着替えるので、服なんて何でもいいのだろう。
それに、何であんなに肌が白いのだ。こっちは直ぐに赤くなるというのに……。さすが、部屋に篭っているだけあるな。
とりあえず私も水着を持ってきたが、何年も前のだ。着れるかはわからない。
キ「A。そこにテント建てるから手伝ってくれ」
『あ、あぁ』
くだらない事を考えていたら、テントを建てるポイントまで来ていたらしい。
簡易な為5分もすれば完成した。というかこれ、明らかに……
『おい、キヨ。このテント……』
キ「そうだけど、そいつの話しは今しなくていいだろ！」
『はいはい』
いつの間にこんなの用意してたんだあの人は。
キ「何で入らねぇんだよー」
『だから、最初から入らないっていう約束だっただろ！』
キ「俺ボッチだと逆ナンされるかも」
『知るか。勝手にされてこい』
さっきからキヨが「入れ」とうるさい。行く前に約束したはずだろ……
キ「とにかく、俺が着替えと売店行ってくる間に着替えとけよ！」
そう言うとキヨは、着替えと財布を持って行ってしまった。私の足元にキヨのスマホが落ちてるが、届けるのも面倒なので放っとくことにした。
ここから男性用の脱衣所と女性用の脱衣所では、男性用の方が遠いし売店もその近くにある。私の方が帰ってくるのが早いのか……
私位の歳の子はみんな露出が高く、色とりどりな水着ばかりだ。それに比べると私は、長袖とスパッツの水着な為、全身黒尽くめである。おばさんの方がマシな格好しているというのに。
あれから脱衣所で水着に着替えテントに戻り、体育座りをしながら憧れのような気持ちで周りを見ていると、ある1つの案が思い浮かんだ。
キヨが戻って来る間に日焼け止めを塗り直す。
脱衣所でやれというなのだが、その時は忘れていた。今から戻るのも面倒なので、ここでぱぱっとやってしまった方がいいだろう。
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ミミ - 面白い作品に出会えて嬉しいです！更新大変でしょうが頑張って下さい！応援してます。 (2019年10月27日 22時) (
レス) id: f690071450 (このIDを非表示/違反報告)
雨上がりのcrew(プロフ) - すごい。。。この作品私得←これからも更新頑張ってください！！ (2019年8月9日 11時) (レス) id: 11f12a305b (このIDを非表示/違反報告)
桜貝(プロフ) - 海さん» 返信が遅くなり、誠に申し訳ありません。更新が遅いですが、これからも見て下さるとありがたいです。励みになるコメント、ありがとうございます。 (2019年6月1日 14時) (レス) id: 6b2a63191d (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - いつも楽しく読まさせてもらってます！とっても面白いです！これからも頑張ってください！応援してます！ (2019年4月3日 18時) (レス) id: ba67b17bbf (このIDを非表示/違反報告)
桜貝(プロフ) - モモ缶。さん» ありがとうございます！実は最後の展開は少しずつ話に出しています。 (2018年11月28日 22時) (レス) id: 6b2a63191d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜貝 | 作成日時：2018年9月11日 7時
