【暗殺教室】不良少女、暗殺教室にて。2 (ページ4)

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ビジョンの時間(4) ページ4

鍵閉めも終わり、今日は合計43枚のチェキを撮り、プールに行くと皆はプールに浸かり寺坂くんはそれを上で見ていた。

『これ、どういう作戦？』

「あぁ。雪目来たか。お前、水着はねぇのか」

『うん。流石にライブ会場に水着は持っていけなかった』

「「(この人、またライブに行ってたのかよ！！)」」

「まぁ、いいか。
お前に答える義理はねぇしお前1人入ってなくても絶対成功するしな」

自信満々に話を進める寺坂に苛立つ。
お前がクラス皆に暗殺しようってふっかけたんじゃん。

そう思っている内に、寺坂くんは持っている銃の引き金を引いた。

瞬間、プールの栓とも言える扉が爆発し、皆が流される。

「皆さん！！！」

殺せんせーは水を吸収し、触手を赤く腫らしながらも1人1人を水から救っていく。

それとは反対に、腰を抜かして顔面蒼白な寺坂に私は平手打ちを食らわす。

『寺坂くん、どういうこと？』

「し、知らねぇ。俺はこんなの…」

『バカじゃないの』

そう言って私は彼を後にし、流れ出る水の中に飛び込んだ。

殺せんせーが気付いていない、水底まで沈んだクラスメイトを水面まで引き上げる。

「雪目さんっ！」

『水底にまだ何人かいる！先生はとにかく引き上げて！先生だって無事じゃないんだから！』

*

その頃、寺坂に協力を示さなかった赤羽がプールに到着していた。

「何…これ…」

空になったプールを目前に言葉を失う。

「俺は…知らねえ…何も…やってねえ…話が違うじゃねぇか…イトナを呼んで突き落とすって…」

「なるほどねぇ、自分が立てた計画じゃなくて、まんまと操られたってわけ」

「言っとくが俺のせいじゃねえぞ。

…雪目だって、皆助けるために自分から入ってったんだ。知らねえ。知らねえぞ」

すると、カルマは寺坂を殴り、更に胸ぐらを掴み怒りに満ちた目でこう言った。

「流されたのはお前じゃん。人のせいにする前に自分で何したいか考えたら。Aみたいに」

走っていくカルマの頭は、皆のこと、そしてAのことでいっぱいだった。

*

『ぷはっ！先生！最後！』

もうすぐ滝にたどり着くというところで殺せんせーに吉田くんを投げた。

「雪目さん！貴方も早く！」

『うんっ！引き上げ…て！？』

そう頼むと同時に私は滝の急流に巻き込まれて落下した。

これで死ぬのかな、なんて思ったら、落ちきる前に引き上げてくれた。

水を大量に飲み込んでしまい、引き上げられた後もうまく呼吸ができない。