【暗殺教室】不良少女、暗殺教室にて。2 (ページ26)

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××の時間(2) ページ26

「まず整理しよう。俺の衣服は、ジャケット・シャツ・ベルト・ズボン・下着・靴下・靴。7点だ」

『私は、トップス・ショートパンツ・下着2点・アームカバー・レッグウォーマー・靴下・靴。8点で私のほうが優勢ね』

「あぁ。そうだな。先行後攻どっちがいい？」

『そうね…じゃあ、先にやるわ』

そして、余裕たっぷりな私は矢を構える。
すると、ダーツ画面の右上に1:30と時刻が表示され、カウントを始める。

「言い忘れてたが、時間稼ぎはできないように1分半以内に3投投げきらなければいけない。
もし投げれなければ、そのラウンドのポイント数は0になる仕組みだ」

『了解』

そのくらいの時間制限ならなんてことないよ、
そう言って、1投目に刺さったのは20のトリプルのはず…が、

『っ！？ちょっと、なんで1点にしかならないのよ！』

「あぁそうそう言い忘れてたよ。お前の大得意な20のトリプルとダブルは壊れててなぁ、1点にしかならないんだよ」

気持ち悪い笑みを浮かべるタクとは対照に冷や汗をかく私。

動揺してしまい、いつの間にか1分半が経っていた。

『スコア…0…』

タク 18-38-10 (66点)
1着目雪目 outレッグウォーマー

2ラウンド目、私は19のダブル・18のトリプル・ブルに入れる。

『っ！なんなのこれ！？』

3投で入ったポイント数はたったの52点。
そう。相手には機能しているはずのダブルとトリプルが私には機能していないのだ。

「おっかしいねぇ。ダブルもトリプルも反応しないねぇ〜」

『チッ…テメェ！！』

私は相手に火を点けようと、ポケットに手を突っ込むもライターもタバコもない。

「あれ？もしかして、俺に火でも点けようとした？ざんねぇん武器になるものは気絶してる間に没収したよ」

『…用意周到ね。そんなに私のことが憎かったなんて、知らなかったわ。

でも、いい？お前が全部悪いんだよ。私から賭博に誘ったことは一度も無い』

そう言うと、後ろから別の男が私の首を締めて宙吊りにする。

『がっ…はっ…』

「小賢しい。挑発して時間を稼ごうなんて無駄だ。さっさと脱げ」

タク 40-19-6(65)
2着目雪目 out靴下

おかしい。なんで私の時だけダブルもトリプルも反応しないんだ？
その疑問で頭はいっぱいだったが、ブルは正常に反応する。

雪目 50-50-50(150)
タク 50-50-60(160)

『っ！！テメェ！！』

3着目雪目 outアームカバー