迷う暇なんてないもんね【HUNTER×HUNTER×魔法少女まどか☆マギカ】 (ページ13)

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『こんなのってないよ……
私達、ゾンビにされたようなものだよ？』

さやかだって、恭介君に恋してた。
なのに、なのに………

«こんな姿で、体で、抱き締めてなんて
言えないよ……

キスしてなんて言えないよ»

地球とか、エネルギーとか、
どうでも良かった。

さやかだって普通に恋したかったに
決まってる。

今でもあの時のさやかの顔を思い出しては
泣きそうになる。

今にも泣きそうな私に、ゴンが慰めの
言葉を掛けてくれる。

ゴン「でも、AはAだよ。
ゾンビでも何でも、今は俺達のところに
いる」

『でも……』

さやかは………

キルア「お前の話はよくわかったしさ、
こういう話するのやめようぜ。」

…………そうだ。

いつかほむらが言っていた。

«きっと美樹さやかも、まどかの元へいったはずよ»

«円環の理が、まどかが、この世界を救ったんだから»

もし、さやかがその“まどか”の元へ
行ったのなら。

きっと、恭介君と仁美ちゃんを見てるはず。

なら、きっと大丈夫だよね。

『さやかなら、きっと…』

マミさんも、私のこと、応援してくれた。

今はもういないけど、きっとマミさんも
円環の理の中にいる。

杏子もいつか行くんじゃないのかな。

仲間たちのことを思うと、自然と
気分が穏やかになってきた。

『ありがとう、もう大丈夫。』

ゴン「そう？」

うん。もう大丈夫。