優しい吸血鬼との暮らし方6

はじめて ページ10

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優「A、学校いつからだっけ？」

『えっとね、4日後からかな！』




ついに春休み終了までのカウントダウンが始まっていた。

この春休みは本当に色々あって、大変な事もたくさんあったけど、皆との時間もたくさん作れて楽しかった。



4年生になればほとんど学校にいかなくなるけど、

なんだか休みが終わるのっていくつになっても悲しい。



それでも4年生になって考え始めるのは当然進路のこと。

私は普通に就職する事は難しいだろうし、かといって皆にずっと養ってもらうのも申し訳ない。

(大我とかは絶対俺のお嫁さんになって専業主婦になればいいって言うと思う)


就職して在宅でできる仕事もあるだろうけど、初めはきっと出社しないといけないだろうし、一生毎日皆に送り迎えさせるのは申し訳ない。

そんな事を皆に隠しながら、最近はずっと考えていた。






朝食を食べながらいつものように穏やかな会話をしていると、それを聞いた優吾とジェシーが笑顔になった。



『どうかした？』

ジ「明日から旅行に行こう！」

『え、旅行！？』

優「奇跡的に全員が2日連続でオフができたんだ。だから皆で旅行に行こう。温泉行こうって話してたでしょ？」

『温泉！行きたい！』



年が明けた時に温泉に皆で行けたらいいね、なんて話してた。





もちろん皆が忙しいのわかってたし、そんなの夢物語だなって思ってたけどついに実現するなんて！




私はすぐに全力で頷いて、さっそく準備を始めた。





日中に家事を2日間家を空ける分しっかり行って、旅行の準備も整えた。



両親が亡くなってから旅行なんて行っていなかったから、本当に楽しみ。







夜ご飯の時間になれば慎太郎と大我、ジェシーが帰ってきて、4人でテーブルを囲む。


今日は私の作ったハンバーグ。我ながらよくできたと思う。




慎「A楽しそうだね！明日楽しみなの？」

『うん！皆で旅行初めてだしすごい嬉しい〜』

大「Aかわいい〜、俺と温泉入ろうね？」

『え、さすがに入らないよ…女湯だよ？』

大「Aが男湯入れば解決だよ？」

『もっと嫌だよ』





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何度もキスして→←◇

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