ただ傍に ページ44
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目が覚めると、少し硬めの感触にまだ理解が追い付かなかった。
目線をあげると、私を抱きしめるように樹が寝ていた。
そうだった、私樹とお昼寝してたんだ…
やっぱりあまり寝てないから、少しお昼寝できてちょっと頭がすっきりした。
私の全体重が乗っている樹が重いと思って樹の上から動こうとすると、
がっちりと樹の腕に抱きしめられて動けない。
どうしたものかと考えつつ、抜け出せないか体をよじってみたりしていたら、
下から堪えきれてない笑い声が聞こえた。
樹「っふは、お前可愛いな」
『樹！起きてたなら声かけてよ』
樹「俺の上で身動き取れなくて細かく動いてるAが可愛くてさ、つい」
『もう！』
樹「ごめんて。よく眠れた？」
『うん。ちょっと頭がすっきりした』
樹「そっか、もう眠くない？もうちょっと昼寝する？」
正直そんなに眠くないけど、きっとまた横になってたら寝れる気がする。
『んー、でもこの体制はちょっと…重いの気にしちゃう』
樹「あーじゃあ俺の部屋いこうぜ。ソファじゃ体痛めるかも」
『んー…』
樹「変な事しねえから。寝るだけ、な？」
『わかった、行く』
樹に軽々と横抱きにされて、樹の部屋へ入った。
相変わらず物が少なくてモデルルームみたいな部屋。
なのにベッドは大きくてふかふかだ。
寝るのが好きな樹はベッドにもこだわったのがよくわかる。
ベッドの上に丁寧に下ろされて、ふかふかの布団を2人で被る。
『樹、くっついていい？』
樹「いいよ、ほら」
『ありがと…』
樹が差し出してくれた腕に、ぎこちなく頭を乗せる。
すると、呆れた顔で樹が私の肩を抱いて自分の方へ引き寄せて、
私はしっかりと樹に抱きしめられる形で収まった。
樹「こうした方が安心するだろ？眠れそう？」
『うーん…寝れなかったら？』
樹「俺のカッコよくて素敵な寝顔見つめてて」
『ふふ、わかった』
おやすみ、と一言かけてくれて、樹はゆっくりと目を閉じた。
私はしばらく樹の綺麗な顔を見つめていたら、
(本人には恥ずかしいしムカつくから言ってやらないけど)
だんだんと樹の温かさが眠りをさそってきて、私はまた目を閉じた。
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おこめ(プロフ) - りーさん» 感想ありがとうございます！やべーっすっていうメッセージが不意打ちで来て思わず笑ってしまいました（笑）ドキドキしてもらえて嬉しいです！ぜひ引き続きお付き合いください♡ (2023年3月27日 22時) (
レス) id: a3314780cb (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - ゆいさん» 感想ありがとうございます！ついに登場いたしました…！健人＆風磨も大好きなので、書いててとても楽しいです♡もう少しで完結する予定なので、ぜひ楽しんでください！ (2023年3月27日 22時) (レス) id: a3314780cb (このIDを非表示/違反報告)
りー - やべーっす！めっちゃドキドキします！！ (2023年3月25日 9時) (レス) @page27 id: 21cd131216 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - やめろ！がカッコ良すぎてここで誰が出てくるのかめちゃくちゃ気になってます、、！セクゾ担なので健人&風磨出てきた時とっても嬉しかったです〜！完結まであと少し？頑張ってください！ (2023年3月24日 22時) (レス) @page27 id: 69bd512447 (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - 717さん» メッセージありがとうございます！やっと再会できました！このまま幸せになってもらえるように頑張ります！ (2023年3月24日 22時) (レス) @page27 id: 552a164ca5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おこめ
| 作成日時：2023年3月10日 22時
