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体を一通り拭いてもらって、支えてもらいながら服を着た。
流石にドライヤーはここでは椅子もないので無理だねってなって、
リビングにドライヤーを持ってジェシーに抱えられながら戻った。
慎「Aおかえりー!気持ちよかった?」
『ただいま。うん、気持ちよかったよ』
樹「俺ドライヤーしたい!ジェシードライヤー貸して!」
ジ「えー、俺が最後までやりたかったのにー」
渋々ジェシーが樹にドライヤーを渡すと、樹がソファに足を広げてその間に座らされた。
樹の細い指が私の頭から髪の毛をゆっくり撫でると、少しくすぐったい。
樹「熱くない?大丈夫?」
『うん、大丈夫…気持ちい』
樹「だろ〜俺ドライヤーまじでうまいから!」
丁寧にヘアオイルまで施してもらって、髪の毛がサラサラになった。
さすが樹
慣れてる感じする。
『樹、ありがとう』
樹「これから毎日俺がやる!」
『えー…』
樹「なんでだよ!」
樹をこうやってからかうのも、ちょっとすき。
優「準備できたよー!」
優吾の呼びかけに皆がダイニングテーブルの席に座った。
皆の前には普通の食事が並んでいて、私の前には温かいうどんが置かれていた。
優「お粥かなって思ったけど、皆と食べるのに味気ないかなって…」
『大丈夫。普通のご飯より食べられそう。ありがとう』
優「よかった。無理のない範囲でいいからね」
『うん』
いただきます、と全員で手を合わせる。
皆とわいわい食べるごはんがすごく嬉しくて、
ずっと1人の部屋で食べていたからごはんがより美味しく感じた。
このうどんも岸が作ってくれていたのと同じ作り方のはずなのに、各段に美味しく感じる。
皆とのご飯だから全部食べたかったけど、結局半分も行かずに残してしまった。
『残しちゃってごめんね』
優「大丈夫!半分も食べれて偉いよ」
北「ゆっくりでいいから、無理しない程度に頑張っていこ」
『うん、ありがとう』
今朝に限らず食べても吐いてしまう生活をしていたから、
それに比べれば半分食べて吐かないだけマシだろう。
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おこめ(プロフ) - りーさん» 感想ありがとうございます!やべーっすっていうメッセージが不意打ちで来て思わず笑ってしまいました(笑)ドキドキしてもらえて嬉しいです!ぜひ引き続きお付き合いください♡ (2023年3月27日 22時) (レス) id: a3314780cb (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - ゆいさん» 感想ありがとうございます!ついに登場いたしました…!健人&風磨も大好きなので、書いててとても楽しいです♡もう少しで完結する予定なので、ぜひ楽しんでください! (2023年3月27日 22時) (レス) id: a3314780cb (このIDを非表示/違反報告)
りー - やべーっす!めっちゃドキドキします!! (2023年3月25日 9時) (レス) @page27 id: 21cd131216 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - やめろ!がカッコ良すぎてここで誰が出てくるのかめちゃくちゃ気になってます、、!セクゾ担なので健人&風磨出てきた時とっても嬉しかったです〜!完結まであと少し?頑張ってください! (2023年3月24日 22時) (レス) @page27 id: 69bd512447 (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - 717さん» メッセージありがとうございます!やっと再会できました!このまま幸せになってもらえるように頑張ります! (2023年3月24日 22時) (レス) @page27 id: 552a164ca5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おこめ | 作成日時:2023年3月10日 22時