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覚醒ストレンジャー！ ページ3
side.ユウ
目は開けた筈なのに、視界は真っ暗。
キィ、と音がした。
えっ何誘拐？この国割と物騒…
「やべえ」
やべえはこっちだ狸猫。
今すべてを理解した。
なんかトリップだか転生だか知らんが俺やったわ。
どう聞いてもグリム。言い回しとかすべてがグリム。
「ふなぁぁっ！！」
ほら燃えた。ふた開いた。
ふよふよと鏡が浮かんでいるのを見て、頬をつねる。
痛い、夢じゃねぇ。えっ幸せ。
目の前で炎を吹きながら暴走するグリムを何となく追いかける。
回想でもするか。
俺は…ツイステプレイヤー名で名乗るとユウ。
名前を変えるのを面倒くさがってそのままだ。
寝て、起きたと思ったら棺桶…？の中だった。
回想うっす。なんだよ。
そういえば俺、式典服でも何でもねぇな。
ただの私服だわ。寒い時期だしコート着てたんだよな。
「ああ、やっと見つけました。君、今年の新入生で…あれ違う」
がっくえんちょーじゃないですかぁ！！
カラスだのなんだの散々な言われようの！！
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作者名：れれりるれよ。 | 作成日時：2023年12月12日 18時
