続々�� ページ3
あの後、Aは一日くらいはズル休みしても…と
アズールに言ったが、皆勤賞が欲しい彼は渋々断って
待ち遠しい放課後をそわそわしながら過ごし……
放課後を知らせる鐘が鳴ったかと思えば
たった数分でアズールの部屋の扉がノックもなしに開かれる
『いや速いな』
アズール「ハッ…ハァッ…！」
全力疾走したわけではないようだが
それなりに早足か魔法を使ってきたのか
あまりの速さに素でツッコミをしてしまうA
顔を俯かせゆっくりと肩で息をする彼にクスリと笑う
『アズール』
膝枕の体勢で彼の名を呼んだ
アズールは少しだけ顔を上げてAを見て
すぐまた俯かせたが、足はベッドの方へ向かっていた
今日も疲れたのだろうか、
無言で彼はAの膝に頭を乗せた
…目は閉じているが耳は真っ赤だ
Aはつい彼の可愛さに悶えそうになったが
何とか抑えて、頭を撫でる
『今日も頑張ったんだな、エラいエラい』
アズール「…うん」
小さな声だったが、突然のタメ語に
Aの心臓がギュッと締め付けられた
そのせいかニヤケてしまっていて、
彼が目を閉じていて良かったと思ったAだったが、
何とか言葉を続ける
『…よしよし、昨日も今日も今までもずーっと頑張ってる
アズールは本当に良い子だな』
アズール「ん。」
Aは撫でる手の反対の手で額を押えた
これ以上私を悶えようとさせないでくれ…と
でも言葉は我慢ならなかったようで
『愛しい…』
アズール「っ！？」
彼の目が見開き、体を起こしたが
勢いがありすぎてAの頭とぶつかってしまった
『いだっ！？』
アズール「あﾞっ！？」
お互いに痛がるがアズールは体勢を立て直しながら
Aを指さし、早口で恥を言葉にした
アズール「あ、あなたねぇ！そうなんで恥ずかしげもなくサラリと言ってしまうんだ！
これでは愛情過多だ！僕が言えなくなるじゃないか！！」
…いい意味で酷い文句もあったものだ。
彼の言葉にAはキョトンとしたものの
ただただ幸せそうに笑い続けるだけだった
『あはっ！あはははは！なにそ、あははは！
ほんっと、愛しい人！』
アズール「あぁっ！また言いましたね！？」
『あはははははは！！』
きっとこの日は、アズールにとって
人生で一番幸せな日を過ごせただろう
だって、お互いがお互いに
あなたが生まれてきてくれてありがとう
だと強く想ったのだから。
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飽き性(プロフ) - 哭狼さん» 哭狼さん毎度ありがとうございます！ジャミル誕はですね実は結構前にというかゲームで誕生日イベが来た時にパッと思いついてずっとメモ倉庫にしまっていたのです。お披露目して読んでいただけて光栄です！！d('∀'*) (2021年5月27日 2時) (
レス) id: efa533199f (このIDを非表示/違反報告)
哭狼 - 飽き性さま、ジャミルの誕生日すごいですね目隠し可愛いくて萌えました、さらに踊り子衣装おめでとうございます！至れり尽くせりですね、吹っ切れたジャミルすごく好みです！夢主が身内に甘くて全力投球な好意が分かりやすくて大好きです、とっても面白かったですm(__)m (2021年5月27日 1時) (レス) id: 8f6a028458 (このIDを非表示/違反報告)
飽き性(プロフ) - が、哭狼さんんんん！！こちらにもいらしてたのですね！ありがとうございます！アズールさん誕生日ストーリーが少し煮詰まっていますが尊いストーリーにするよう頑張ります！！後々豆イベなども出るのでよろしくどうぞです！*_ _) (2021年5月16日 1時) (レス) id: efa533199f (このIDを非表示/違反報告)
哭狼 - 哭狼です、飽き性さま素敵なオクタ三人の番外編ありがとうございます！オクタの誕生日祝う夢主が各々の望み通りの要望で過ごす愛情一杯の内容が萌えましたm(__)m (2021年5月8日 1時) (レス) id: 8f6a028458 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飽き性 | 作成日時：2021年4月25日 15時
