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プロローグ-１ 門前ノスタルジー！ ページ1
四月某日、とある街のとある通りのとある建物の前に、二人の若者が立っていた。
「ナイトレイブンコーポ…本当にここでいいんだよな？」
「そのはずなんだけどなぁ。デュース、間違ってたりしない？」
「え、俺ってそんな信用ないのか！？」
リュックサックに青と赤のスーツケース。
そして、顔にはハートとスペードのスート。(主もスートがどんなもんかわからんが、たしかトレイが落書きの事スートって言ってたからそういうことで)
「でも、入居の案内が来たときは、俺マジで驚いたよ。差出人がディア・クロウリーだぜ？」
「確かに僕も驚いた。まあエースと再開してからは、なんとなく他のみんなとも会えるような気はしたな。」
「あ、なんかわかるわ。でも不思議なのが、よくよく考えたらほとんどのやつが前世で会ってるんだよ。」
「あぁ。あれには一種の喜びと恐怖を感じたな｡」
スペードのスートの若者がうんうん、と頷いた。
そして、ハートのスートの若者が、スゥと息を吸って、爽やかな笑顔でいった。
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作者名：双葉の二重奏者 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hutaba/
作成日時：2022年9月2日 0時
