【１７匹目】 ページ19
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｢へ…っ、ぁ…え…｣
なんで？どうしてここに？
｢急にいなくなろうとしたら驚くだろ…って、親しく話しかけてしまったな。流石に数年前のことは覚えてないか…｣
腕を掴んでいた手をゆっくり離して彼は困ったように笑った
｢お、ぼえてます…！あの、助けていただいたこと、！今でも覚えてます…！｣
自分が思ってたより大きな声で、早口で私は話す
その言葉に彼は目を丸くして、今度は声を出して笑っていた
｢ははっ、そうか…俺だけが忘れられないのかと思ってた。まさかここでまた会えるとはな｣
名前はなんていうんだ？と彼は私を見下ろす
｢A…A・ヴィヴァレントです。｣
｢俺はデイヴィス・クルーウェルだ｣
｢クルーウェル…さん｣
名前まで素敵な響きだ
｢デイヴィスでいい｣
｢私も、Aって呼んでください｣
｢A…いい名前だな｣
また会えてよかった、と彼は微笑む
私こそ…私の方こそ、ずっとまた会いたいと思っていた
嬉しくて、胸がきゅうきゅうと鳴っている
もっと話したい、もっと見ていたい
もっと、笑う顔を見てみたい
｢あの…また会えますか？｣
｢もちろんだ、俺も会いたい｣
"俺も会いたい"
その言葉に血液の流れが早くなる
｢あ…っ、じゃ、じゃあ連絡先でも交換しませんか…！｣
後悔しないように、また会えるように
もし次会ったら、いっぱい話せるように頑張るって決めたから
.
｢…デイヴィス、さん｣
ベッドの上に身体を預け、呟くように名前を口にした
ほんとに連絡先交換しちゃった
スマホにある彼の名前に、幸せなため息が漏れ出た
数年前に会った日より身長が伸びてた
でもその他は変わっていなかったし、性格もあまり変わっていないように見えた
｢…しあわせぇ｣
思い切って連絡先交換しましょうなんて言って、断られたらどうしようかと思ってた
よかった、成功してよかった
早くまた会いたいな、次はいつ会えるかな
どんな話をしようかな
彼のことを考えるだけで、幸せが溢れて止まらない
目の前がキラキラして見える
彼がいるだけで、世界ってこんなに輝いていたんだって思うなんて私はほんとに単純だ
｢…デイヴィスさん｣
何回口にしても、素敵な名前だ
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あおい(プロフ) - 初コメ失礼します。リクエストになるのですが、二人が大喧嘩をしてしまう様子を見たいです！よろしくお願いします。 (2020年8月10日 0時) (
レス) id: 34a265efc7 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - 素敵なお話ありがとうございました！！ (2020年8月9日 18時) (レス) id: 25d1c36d01 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - んんん、耳と尻尾が生えたクルーウェル夫婦最高でした…！まじでごちそうさまでした (2020年8月5日 20時) (レス) id: a494b1d180 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - 最高過ぎます！！リクエストになるのですが、、、魔法の力を高めたい夢主ちゃんはマレウスとリリアに教わり仲良くなる様子が見たいです！ついでにクルーウェル先生とリリアの絡みがあれば嬉しいです。笑 (2020年8月3日 17時) (レス) id: 25d1c36d01 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇお - 最高でしたありがとうございました (2020年8月3日 15時) (レス) id: ec620c1410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルイ x他1人 | 作成日時：2020年7月28日 19時
