現実アクセプト！2 ページ8
走っても走っても
出口が見つからない。
『つ……ぁ……つかれた……はぁ』
もう走れないと、
その場に倒れ込み息を整えた。
学生辞めてから
運動もしなくなった私にとっては
走ることは、過酷な重労働だった。
『まるでアリスになった気分。』
見知らぬ場所で、彷徨い続ける。
アリスって結局どうなったんだっけ。
『夢なら早く覚めてくれ。』
何度も手をつねるが
さっきから何も変わらない。
痛い。
「
『は？』
パピヨン……？
へばってる姿が犬に見えるかそうか。
失礼なやつ。
「いつものキミらしくない。
一体、どうしたんだい？」
段々と近づいてくるその声。
『いつものキミって……』
大体、パピヨンとか呼ぶ知り合いなんて
私には居ない。
「ご機嫌よう。マドモアゼル。
立てるかい？」
目の前に差し出された手。
『……。』
私はその手を取り立ち上がった。
『ん？』
やはり、今日なんかのイベントやってる？
私に手を差し伸べて来た男は
ルーク･ハントのコスプレをしていた。
顔良すぎっ……くっ
眩しいぜ。
「キミはどうしてこんな所に？
今日、学園は休みのはずだが。」
学園……って？
『そ、それは……
さっきまで寝てたといいますか……。
木の上から落ちた所を
助けて貰ったといいますか……。』
なんとも説明しにくい状況である。
「落ちた……！？
怪我は無いかい？痛むところは？」
失礼するよ。と
ペタペタと触診を受ける。
なんて過保護な人なんだ……
こんな見知らぬ私に優しく接してくれるなんて。
「大丈夫そうだね。疑ってすまなかった。
こんなにも美しいキミに傷一つでも付いたら
私はどうにかなりそうだ。」
まるで愛おしいものを見るかのような目で
その人は私の頭を優しく撫でた。
何かがおかしい。
さっきのサバナレイヤーさんも
ルークレイヤーさんも
まるで私を知っているかのような接し方だ。
『あの……手鏡持っていますか？』
「あぁ、もちろん。」
私はそれを受け取り、
自分の姿を確認した。
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紅葉(プロフ) - わかめさん» HD(激しく同意)です…！ (2020年11月4日 19時) (
レス) id: 12a91dd005 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 紅葉さん» ほんと、バグってますよね笑そこがまた、好きなんですけどね！ (2020年11月4日 8時) (レス) id: b561aca817 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 距離感バグってる…確かに← (2020年10月31日 18時) (レス) id: 12a91dd005 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 紅葉さん» 紅葉さん初めまして！あ、バレました？((自分オクタ推しなもので……つい贔屓してしまいます／(^o^)＼ (2020年10月28日 23時) (レス) id: b561aca817 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - イムム・ルリクリルさん» イムム･ルリクリルさん初めまして！か、神作ですと！？光栄すぎるお言葉とても眩しいです(/ω＼)更新頑張らせていただきます……！ (2020年10月28日 23時) (レス) id: b561aca817 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ | 作成日時：2020年10月21日 22時
