現実アクセプト！1 ページ7
次に目覚めた時は
ちゃんとベッドの上だった。
でもそれは、自分のベッドではなく
知らない人の。
『ぅ……仕事に遅れる。』
寝ていた体を起こす。
「あ、目ぇ覚めた。
アンタ、木の上から落ちて大変だったんスよ。
じゃあ、オレこれで失礼するッスね。」
私の記憶が飛んでいる間、
どうやら私は、木の上から落ちたらしく
さっきの温室から、
彼(ラギーくんのレイヤーさん)が
運んできてくれたらしい。
『あ、ありがとうございました……！』
お礼を言わねばと思い、
咄嗟に手を掴み引き止めた。
「え？」
その私の行動に、顔を青ざめていく
ラギーくんのレイヤーさん。
「やっぱ……頭打ったんじゃ……？」
『？……あっ、そのお耳素敵ですね！
手作りですか？ふわふわで本物みたいですね！』
私は視線を獣耳に移し
思っていたことを口にした。
私も、コスプレしてみたいなぁ。
楽しそう。
「こ、これは本物ッス！！！！
あんま長引くとレオナさんに怒られるんで！！！
じゃあ！！！」
と、今度は顔を赤くして
出ていってしまった。
『……触りたかった。』
コスプレとはいえ
相手の方をちゃんとレオナさんと呼んでるあたり
作り込みがしっかりしてる……
ガチで本物じゃん。
落ちる時、支えてもらったのか
はたまた、周りの植物がクッションになったのか
身体は全く痛くなかった。
『あ、待って』
今何時？！
早くここを出なきゃ。
被っていた毛布を
バサリと取り、
横に置いてあった靴を履いて
この場所を出た。
『明らかに私の靴じゃない気がするけど……。』
辺りを見渡しても
"学生用のローファー"しか無かった。
しかも不思議なことに
サイズがピッタリ。
いけないことをしている気持ちに駆られるが
素足で走るのもごめんだ。
持ち主には後で新しい物を買って渡そうと
そう思い、とにかく走った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1342人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紅葉(プロフ) - わかめさん» HD(激しく同意)です…！ (2020年11月4日 19時) (
レス) id: 12a91dd005 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 紅葉さん» ほんと、バグってますよね笑そこがまた、好きなんですけどね！ (2020年11月4日 8時) (レス) id: b561aca817 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 距離感バグってる…確かに← (2020年10月31日 18時) (レス) id: 12a91dd005 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 紅葉さん» 紅葉さん初めまして！あ、バレました？((自分オクタ推しなもので……つい贔屓してしまいます／(^o^)＼ (2020年10月28日 23時) (レス) id: b561aca817 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - イムム・ルリクリルさん» イムム･ルリクリルさん初めまして！か、神作ですと！？光栄すぎるお言葉とても眩しいです(/ω＼)更新頑張らせていただきます……！ (2020年10月28日 23時) (レス) id: b561aca817 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：わかめ | 作成日時：2020年10月21日 22時
