対極ツインズ！1 ページ39
〈オクタヴィネル寮〉
『ただいま戻りましたー。』
「おかえりなさい。」
談話室で何やら作業をしている
ジェイドくん。
『何してるんです？』
テーブルの上の
山積みになっている書類へ
思わず目がいく。
「モストロラウンジの売上の計算と
来月の新作メニュー考案。
顧客リストの整理と、テスト範囲の復習に
それから……これはフロイドの課題ですね。」
『全部一人で？』
明らかに、学生が背負うような
仕事量では無い。
てか、最後のは別にやらなくても良いだろ。
「そうですね。
アズールは別にやることがありますから。」
『大変なんですね。』
「今の時期は特に。
今月は、"期末テスト"がありますから。」
……期末テスト
あぁ、なるほど……。
ということは、
今はメインストーリーの３章くらい。
これから、
イソギンチャク事件が始まろうとしている。
『私、暇しているので
ラウンジ関係の仕事は引き継ぎますよ。』
売上計算と顧客整理くらいなら楽勝だ。
メニュー考案は……
ラフだけ描いて参考程度に渡しておこう。
『ジェイドくんは、
テスト勉強に集中してください。』
PC借りますね。
と私はジェイドくんが使っていた
パソコンを奪い、売上を打ち込んでいく。
「なんだか……申し訳ないです。」
『いや、気にしないでください。
山積みの資料を見ると両手が疼くんです。』
なんて自分でも訳の分からないことを言う。
仕方ない。職業病というやつだ。
喋りながらも、
カチカチとキーボードを鳴らし
資料を片付けていく。
『あ、そうだ。一応言っておきますが、
フロイドくんの課題はやらないでくださいね？』
本人がやらなきゃ意味が無い。
「……どうしても？」
どうしても？ってなんだ。
『逆に、やりたいんですか……？』
私は若干、引いた目で彼を見た。
「そんな目で見ないでください。冗談です。」
冗談に聞こえないんだよな。
ジェイドくんの言葉って。
『ある意味変態ですよね。ジェイドくんって。』
わざわざこんな面倒事沢山引き受けて
「へ、変態……ですか。傷付きました…。」
ショボンと効果音がなりそうな顔で
こちらを見るジェイドくん。
その破壊力に思わず手が止まる。
「やっとこっちを見ましたね。」
『えっと……。』
「もしかして、何か
隠し事でもしていますか？
…大方、寮選別の件ですかね。」
自信満々の笑みで笑うジェイドくん。
本人の言う通り、図星であった。
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紅葉(プロフ) - わかめさん» HD(激しく同意)です…！ (2020年11月4日 19時) (
レス) id: 12a91dd005 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 紅葉さん» ほんと、バグってますよね笑そこがまた、好きなんですけどね！ (2020年11月4日 8時) (レス) id: b561aca817 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 距離感バグってる…確かに← (2020年10月31日 18時) (レス) id: 12a91dd005 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 紅葉さん» 紅葉さん初めまして！あ、バレました？((自分オクタ推しなもので……つい贔屓してしまいます／(^o^)＼ (2020年10月28日 23時) (レス) id: b561aca817 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - イムム・ルリクリルさん» イムム･ルリクリルさん初めまして！か、神作ですと！？光栄すぎるお言葉とても眩しいです(/ω＼)更新頑張らせていただきます……！ (2020年10月28日 23時) (レス) id: b561aca817 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ | 作成日時：2020年10月21日 22時
