心魂ジャッジ！6 ページ37
クルーウェル先生と
トレイン先生は衝突しまくるわ。
バルガス先生はいつも通りの
筋肉云々な発言しかしないわ。
で、結果。
話はどうなったかと言うと。
「Aさんに決めてもらいましょう。
当事者ですし？ねぇ？」
考える事を放棄した学園長。
満面の笑みでこちらを見ている。
『ここまで話し合って、オチが私ですか。』
こうなるかもしれないとは、
薄々気付いていたけれど……。
私は、一つため息を零した。
「それで、貴方はどうしたいですか？」
どうって言われても。
あの男子生徒に、
これ以上関わりたくないのは確かだけれど
だからと言って、私があの人の
人生を棒に振る権利なんてない。
退学処分したところで
私は嬉しくも悲しくも思わない。
『休学くらいで良いんじゃないんですかね？』
そこから先、あの人が学校に来ようが来まいが
後はあの人勝手。自身の決断になる。
そう、いつだって
自分の人生を選択していくのは自分であり
他人ではない。
私だって、後悔しないように生きたい。
「本当に……それで良いんですね？」
『はい。』
また問題が起きたら、その時はその時だ。
とりあえず、2ヶ月程度
自宅謹慎してもらえたら
私はそれでいいかな。
「わかりました。」
では、手続きを進めておきましょう。
学園長はそう言って
サラサラと契約書のような紙に
羽根のついたペンを走らせていく。
「クルーウェル先生。
これを彼に渡しておいてください。」
書き終わった紙を封筒に入れて
クルーウェル先生に渡す。
「はい。お任せください。」
クルーウェル先生は手紙を受け取り
胸ポケットの中へと閉まった。
……手紙、そのポジション今すぐ代わるんだ。
そこは私の寝床だ……！！！！
「なんだ、仔犬。」
『あ、いえ。なんでも。』
凝視していたのがバレた。
んん。危ない。
心の声を聞かれたら、
私この世界で生きていけない。
「では解散しましょうか。
休日に、わざわざ集まって頂き
ありがとうございました。」
学園長がそう言うと、
先生方はそれぞれ帰っていった。
先生って休日何してるんだろう。
めちゃくちゃ気になる。
「さて、会議も終わりましたので
鏡の間へと向かいましょうか。」
鏡の間……。
いよいよ私の魂のかたちが決まる。
「はい。」
……緊張してきた。
どうか、サバナクロー寮になれますように。
私は、確率7分の1の願いを祈った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1341人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紅葉(プロフ) - わかめさん» HD(激しく同意)です…！ (2020年11月4日 19時) (
レス) id: 12a91dd005 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 紅葉さん» ほんと、バグってますよね笑そこがまた、好きなんですけどね！ (2020年11月4日 8時) (レス) id: b561aca817 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 距離感バグってる…確かに← (2020年10月31日 18時) (レス) id: 12a91dd005 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 紅葉さん» 紅葉さん初めまして！あ、バレました？((自分オクタ推しなもので……つい贔屓してしまいます／(^o^)＼ (2020年10月28日 23時) (レス) id: b561aca817 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - イムム・ルリクリルさん» イムム･ルリクリルさん初めまして！か、神作ですと！？光栄すぎるお言葉とても眩しいです(/ω＼)更新頑張らせていただきます……！ (2020年10月28日 23時) (レス) id: b561aca817 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：わかめ | 作成日時：2020年10月21日 22時
