事情聴取�� ページ10
加州「爪や肌に関しては俺の生まれの影響、刀に関しては刀として育っていた癖と戦う為...かな」
ヴィル「なるほど...少し詳しく聞かせてもらってもいいかしら？」
『はい、戦うというのは刀剣男士として生まれた以上は義務となります。
過去に遡り、正しい歴史を歪めようとする歴史改変主義者から正しい歴史を守るために戦うことを言います。
生まれや育ちに関しては...』
加州「うん、それは俺が言うよ」
ヴィル「言いにくいことなの？」
『少なくとも私の口より彼の口からの方が言いやすいとは思います』
加州「まあ内容が内容だからね」
ヴィル「そう...貴方が話して大丈夫そうなら話して頂戴」
加州「まあ問題は無いよ
今から300〜400年頃、俺は加賀って呼ばれる地域で6代目清光によって打たれた打刀で、一応偉人って呼ばれる部類の人に使用されていたんだ。今で言う警察のような人達のうちの1人、沖田総司に使われた刀。」
ヴィル「沖田総司...確か新選組1番隊隊長だったかしら、昔少し聞いた覚えがあるわ」
加州「あたり。んで、刀工清光っていうのは昔は穢多非人として差別のような扱いを代々受けて来た人なんだ。
唯一の救いは刀鍛冶として将軍から気に入られていたこと。
そして河原で非人小屋を作って暮らしていたから川の下の子河原の子って名乗ってるんだ。」
『彼はとても貧しい暮らしをしていたものだと記録にも書いてあります。』
加州「そ。身なりが汚ければ貧しいのがバレて誰からも愛されないんじゃないか。そう考えた俺は人の身を得てから身なりに気をつけるようになったわけ。」
ヴィル「そう...でも身なりを整えることはいい事だわ。その調子で頑張って頂戴。貴方は充分に美しいと思うわよ。」
『彼、とても可愛いんですけど本丸で1番の古株と言うだけあってとても頼もしいんですよ』
ヴィル「ですって、信頼されてるみたいね
もちろんの事、私達もポムフィオーレ寮寮生として、貴方達のことは信用するし、歓迎するわ」
『あら、分かってらしたんですね』
ヴィル「えぇ、ルーク、女の子の部屋の前で盗み聞きなんて悪趣味よ、出てらっしゃい。」
ルーク「おや、その様子だとみんな気付いていたようだね。」
加州「まあ俺と主は戦場に身を置いてるし...」
ヴィル「寮を回るのに必要な時間くらい把握してるわ」
『という事ですね』
ルーク「おやおや、なかなか手強い子達だ」
そう言うとルークはおどけたように笑った
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椿鬼(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます！今は初日ポムフィオーレでのお話ですが、他の寮のメンツにも活躍して貰うつもりなので、見守ってくれてるとありがたいです！ (2020年6月15日 0時) (
レス) id: 9c05c2c56c (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - エースとかが失礼したら俺の主に！！ってなりそうw (2020年6月14日 23時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿鬼 | 作成日時：2020年6月3日 12時
