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困惑アムネシア! ページ11

「やはり、無い。世界地図どころか、有史以来どこにも貴方の出身地の名前は見当たりません」


そらそうだろうな、だって別の世界から来たんだから。なんて言えるわけでもなく。でもそうしたら僕は何処の出身になっているんだろうか。さりげなく聞くか…。


『因みに僕の生まれた所は…』

「あぁ、貴方は"熱砂の国"ですから…ここです。」

ふーん、熱砂の国ねぇ。確かスパイスや煮込み料理が美味しいと聞いたな。今度お母様と一緒に食べに行こう。



「こうなってくると貴方が何らかのトラブルで別の惑星…あるいは異世界から召集された可能性が出てきましたね」


召集…?ユウは何かのトラブルで来たんじゃ無いのか?だとしても誰が何の為に…。しかも召喚されたとしても魔法省が必ず把握している。それに召喚された人の行き先にその事が教えられる筈だ。という事は誰かが勝手に召喚した、という事か。これはマスターに報告だな。


「え、僕宇宙人なんですか!?」

『いや、どう考えてもそうはならないだろ。なったとしても異世界人だよ』

「あ、そっか」



「貴方ここにくる時何か持っていたものなどは?身分証明になるような、魔導車免許証とか、靴の片方とか…見るからに手ぶらですけど」

「確かにスマホも財布もない…あっそういえば眠くなる前チョコクッキー食べてたんだった。だからポケットに…」

『…』

「…」

『…食べたの?』

「…そうだったっけ」

「はぁ〜(頭を抱えながら)」


もうダメだな。

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にゃーちゃん - 超面白かったです!更新楽しみにしてます!! (2022年2月28日 4時) (レス) @page22 id: 04c952a5b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピアろ x他2人 | 作成日時:2020年9月8日 21時

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