いつも元気なあの子の本性【twst】 (ページ9)

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朝からぴえんだよページ9

ｸﾙ「…ん、この声は」

噂をすればなんとやら

先生も声の主が誰なのか気づいたようで、少し顔をしかめる

「監督生ちゃん…かな？」

声の方を見てみると、少し遠いが確かに女の子の姿が見える

その近くには恐らく先生が言っていた魔獣

「えまって、何あの子！めちゃかわなんだけど！！！」

流石魔法の世界、グリムという名前の魔獣の耳や尾からは青い火が出ている

なんとなく親近感を覚えた

「何してんだろーね」

ｸﾙ「さあな…」

昨日がどんな様子だったのかわからないが、先生の表情からしてあの子は相当面倒なタイプなんだろうな、と考える

「ま、どうでもいいんだけど！てかAね、今日アズールに課題教えてもらうんだ」

ｸﾙ「そうなのか、まあアーシェングロットがAに危害を加えることはないだろうが、絶対に契約とかするなよ」

分かったな？と念を押されはーいと手を上げた

その時

ﾕｳ「あっ、昨日の…」

「…最悪」

気づかれてしまったみたいだ

え、てか私のこと嫌いなら話しかけに来る必要ないよね？

なのに自分から話しかけに来るとか一周回って私のこと好き？

そんな訳のわからないことを考えていると、グリムが私のもとにやってきた

ｸﾞﾘﾑ「お前が俺サマの子分を泣かせたのか？」

「…ん？違うよ、それよりツナ缶とか食べない？？」

あまりにも可愛いから、何か貢ぎたくなってグリムに聞く

見た感じ猫っぽいしツナ缶とか食べるかなーって思ったけど…

グリムは少し黙った後、私の足に抱きついてきた

「え、かわ…」

ｸﾞﾘﾑ「いいのか！？俺サマツナ缶大好きなんだゾ！Aって言うんだよな？俺サマA気に入ったゾ！」

こうして私はグリムの沼にハマっていくのであった