十六話 ページ18
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「僕は七海さんに、頼ってもらいたいんです」
捨てられた子犬のような目をしたジェイドくんにぽ〜っとしていれば、スッと両手でキャラメルを持っている手を握られ、思わず我に返る。
『ま、待って待って！分かった、分かったから！
…ちょ、手離して…！』
手を振りほどこうとしても、離しまいと握られ、握られたまま話は進む
「僕の友人が相談室を経営しているんです。今夜、一緒に行きませんか？
話せない内容であれば僕は無理には聞きませんし、もちろん後で友人から聞き出すこともしませんので。」
『うん、分かったよ。行く、行くから…離して…』
「おや、すみません。」
恥ずかしさとどこか後ろめたさを感じて顔を逸らしながらそう言うと、ニコリと効果音が付きそうな笑顔と何の悪びれもない声色が耳に入る
『…ジェイドくんってそういうところあるよね。』
「何のことです？」
ほら、そういうところ。
ニコリと言われ、そう言いそうになったけど何とか飲み込む
『……何もないから早く業務に戻る！』
席に戻った私を紗月がからかったのは言うまでもない
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詠(ながめ)(プロフ) - もっちりお餅さん» 読んでくださりありがとうございます！！最高、いただきました(笑)更新遅いと思いますが、頑張りますね！！ (2020年11月11日 22時) (
レス) id: 1880d87565 (このIDを非表示/違反報告)
もっちりお餅 - 最高です。 も〜、、、。 惚れてまうやろがい( T_T)＼(^-^ ) (2020年11月11日 18時) (レス) id: bb2f7a8e63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詠(ながめ) | 作成日時：2020年9月24日 21時
