【ツイステ】汝、大罪を従えし者【男主】 (ページ25)

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Ep.2-2 ページ25

Aside

「すみません、遅れました。…Aも居るのか、よかった。」

先に食べているとシルバーくんが駆け足気味にやってきた。

飛行術で中々飛べなかったペアと一緒にバルガス先生の居残りを受けていたらしい。

『シルバーくん、お疲れさま。

はい、リリアくんセレクト。』

と言ってトレイを渡すとシルバーくんは隣に座る。

因みにシルバーくんの前にはリリアくん、僕の前にはセベクくんが座っている。

「ありがとう、A。

リリア先輩、ありがたくいただきます。」

と言ってシルバーくんも食べ始めたけど、疲れているのか少し眠たげ。

『…食べながら寝ないでね？』

「んむ……分かってる…」

「ふふ……」

突然リリアくんが楽しげに笑ってからどこかへ行ってしまう。

『リリアくん？……あれ、エースくんたちだ。』

リリアくんが行った方向へ目を向けると驚いた様子のエースくんたちがいた。

エースくん首はねられてるし、また問題起こしたの？

『…はぁ……ちょっと行ってくるね』

「A！？」

後ろでセベクくんが何か言ってるけど無視する。

リリアくんのイタズラ好きは今に始まった話じゃないし、けーくんとトレイさんも居たから挨拶代わりに向かう。

「同じ学園に通う学友ではないか。我がディアソムニア寮はいつでもお前たちを歓迎するぞ。

のう？Aよ。」

『そうだね。…でも食事中に立つのは感心しないなぁリリアくん。』

「うおっ、A！？」

「Aって……お前……！」

「えぇ！？Aくん！？」

けーくんの後ろから声をかけると驚いた声をあげるエースくん、トレイさん、けーくん。

『久しぶり、お二人さん。エースくんたちは昨日ぶり。』

「オ、オマエも瞬間移動してきたんだゾ！」

「ちょっと本物？ホントにAくん？？」

とぺたぺたと僕の体を一通り触って“本物だ……”と小さく呟くけーくん。

「くふふ。食事中、上から失礼したな。ではまた、いずれ。」

“Aはゆっくりしておるといい”と気を使ってくれたリリアくんに感謝して、もう少しここに居ることにした。