127 そうです僕はバットボーイ ページ9
ｸﾙｰｳｪﾙ「…何故呼び出されたかわかるな？」
『……動物言語学の成績が少し悪かったから…でしょうか？』
ｸﾙｰｳｪﾙ「少し…？死ぬほど悪かっただろう！？」
これでもかと言わんばかりに目を吊り上げて僕を怒鳴りつけるクルーウェル先生に若干引きながら、思わず後ずさる。
『ひえッ！く、クルーウェル先生ってそんなに口悪いキャラでしたっけ…？』
ｸﾙｰｳｪﾙ「うるさい。貴様にはお仕置きが必要のようだな、子犬」
『子犬って年じゃありません』
ｸﾙｰｳｪﾙ「駄犬」
『僕と先生同い年ですよね……ッ！？』
べチ、と頬にクルーウェル先生の鞭が当たり、僕の身体は硬直する。
怒っている…クルーウェル先生は物凄く怒っている…！！！
ペチペチ、と軽く叩いてくるクルーウェル先生に僕の目は泳ぎまくる。
非常にヤバい。
ｸﾙｰｳｪﾙ「明日から動物言語学の一週間の補講に追試試験。毎日の課題に反省文10枚で許してやらんこともない。まぁ、お前に拒否権はないがな」
にっこり黒い笑顔で笑ったクルーウェル先生に冷や汗をかく。
この世界の勉強は物凄く難しい。
魔法史は日本の歴史と似ている部分があったので、まぁまぁ出来た方だと思うが…。
何だ、動物言語学って。
動物言語学だけは全くもって意味が分からないし、習得できるとは思えないのだ。
『にゃごにゃご言ってるだけで、全くもって理解できないし…にゃーとにゃーおの違いなんて分からない……』
ｸﾙｰｳｪﾙ「お前の理解力が足りないのだ。あと知識もなさすぎる」
『…そ、そんなこと言われたって』
「A…？」
僕がクルーウェル先生に睨まれていると、先生の背後からひょっこりジャックが顔を出した。
ぴょこぴょこと動く耳は、どうしたんだ？と言わんばかりに心配そうに下げられている。
僕が、助けて！と口パクでジャックに訴えかけると、全てを察したジャック。
はぁ…と小さくため息をついた後、口を開いた。
ｼﾞｬｯｸ「あー、こいつも、頑張って試験勉強してたんで、許してやって欲しいんですが…」
ｸﾙｰｳｪﾙ「…丁度いい。ジャック、こいつをレオナの元へ連れていけ。で、伝えろ。こいつに一週間後の追試試験で80点取らせることが出来たら進級に必要な単位を賄ってやろうってな」
『え。ちょっと待ってください。何でレオナ？ジャックじゃダメなんですか？』
ｸﾙｰｳｪﾙ「お前がレオナの番だと聞いたんだが？」
『は？』
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shiba(プロフ) - ツナマヨさん» コメントありがとうございます！一気読み、ありがとうございます！感激です！！！これからも、応援等々よろしくお願いしますね！！ (2021年5月25日 17時) (
レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - 白玉うどんさん» コメントありがとうございます！！好きだと言っていただけで本当にうれしいです！！これからもよろしくお願いしますね！！ (2021年5月25日 17時) (レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - 睦月夜烏さん» コメントありがとうございます！アズールの刈り上げは最高だと思うんです！！笑これからもよろしくお願いします！ (2021年5月25日 17時) (レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - Makua*ぼっちさん» コメントありがとうございます！そうなんですよ、オクタ可愛いんです！！！刈り上げ最高です笑 (2021年5月25日 17時) (レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - misérableさん» 毎日チェック嬉しいです、本当に亀更新すぎて申し訳ないです泣これからもよろしくお願いします！！ (2021年5月25日 17時) (レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiba
| 作成日時：2021年4月6日 13時
