56 小エビちゃん ページ17
▷Floyd Leech said
初めて会った時から面白いヤツだなぁ、とは思ってはいた。
オレのことを怖がる様子も見せないし、オレの頭も撫でてくれるし…度胸のあるニンゲンだな、くらいの認識だった。
…でも。
ｱｽﾞｰﾙ「は、はぁぁぁあ！？あ、なた、なんなんですか！？僕の機嫌を取ろうだなんて…対価は何です！？」
小エビちゃんに、瞳や髪色が綺麗だ、と言われたアズールは、茹タコのように真っ赤になった。
オレとジェイドは、今までに見たことのないアズールの表情に顔を見合わせ、にやりと笑う。
A「た、対価？そんなものなにも望んでないよ。ここの学生は派手な髪色が多いよね…校則とか、緩いのかな？」
ｱｽﾞｰﾙ「派手な髪色…？僕の髪やジェイド、フロイドの髪は地毛ですよ」
A「え！？そうなの！？」
驚いた表情の小エビちゃんは、オレのことを見上げている。
A「フロイドたちの髪色も鮮やかだよな…エメラルドグリーンって言うの？太陽が差し込んだ海みたいな色だ」
『…そぉう？』
何処かを思い浮かべたのか、懐かしそうなそぶりを見せる小エビちゃんは、何かを思い出したかのようにハッとしてアズールの顔を見た。
A「忘れてた…僕、今日用事があったんでした！！こんなにごちそう用意してもらっていて、全部食べれないのは心苦しいんだけど、グリムを迎えにハーツラビュルに行かなくちゃいけないんだ」
『はぁ？オレが丹精込めて一生懸命作ったんだけど？…食えないってか？』
A「そういうわけじゃ…」
小エビちゃんの座っている後ろから両腕をついて、攻め立てるようにそう言えば、きょろきょろと目を泳がせる小エビちゃん。
助けを求めるかのようにジェイドやアズールを見るが、二人はにっこり笑ったまま、自分でどうにかしろと言わんばかりの顔を向けている。
『食えよ』
A「じゃあさ、こんなのはどうかな。今度は僕がフロイドに何かを御馳走するよ。だから今日は見逃してほしいんだ」
『…小エビちゃんがオレに？』
A「うん。好きなものつくってあげるよ」
驚いた。
てっきり、こんだけ低い声を出しながら睨み下ろしているというのに、オレに怯えることもなく淡々とそう告げたのだ。
驚いたのは自分だけではないようで、アズールの眼鏡もずり落ち、ジェイドも、おやおや、と物珍しそうに笑っている。
あぁ、やっぱり…。
『小エビちゃんておもしれー』
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EVENING＆NIGHT(プロフ) - shibaさん» いえいえ、これからも頑張ってください。�い里曚Δ療蟾討盂擇靴澆紡圓辰討い泙后� (2021年5月23日 0時) (
レス) id: 59440097ee (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - EVENING＆NIGHTさん» コメントありがとうございます！！！そして、ご指摘ありがとうございました！！正しいのはリドルではなく、グリムです！！凄く助かりました泣 (2021年5月23日 0時) (レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
EVENING＆NIGHT(プロフ) - 初コメントで指摘すみません。58の「腕に抱えていたリドルを」になってますよ。 (2021年5月22日 23時) (レス) id: 59440097ee (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - Makua*ぼっちさん» やっとサバナクロー編です！！まだまだ頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします！！！ (2021年3月25日 21時) (レス) id: 8645b7cf02 (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - 毎日発狂する戦狐さん» コメントありがとうございます！監督生先生これからもフラグを叩き割るために奮闘します笑これからもよろしくお願いしますね！！ (2021年3月24日 13時) (レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiba
| 作成日時：2021年3月2日 13時
