アズカバンの囚人が25人 ページ25
Aside
それから数日というもの、学校中シリウス・ブラックの話でもちきりだった。スネイプ先生は内部の者が手引きしたと考えているようだが、ダンブルドア校長はその考えをキッパリと否定したようだ。
この一件で、肉親であるレギュの正体がバレやしないかと、私はちょっとピリピリしていたのだが、当の本人は全く気にせず自由奔放に動いており、それで特に問題も無さそうだったので、まあ、大丈夫だろう。
そんな日が続いていたある日の夕方。
明日はグリフィンドールとハッフルパフの第一回のクィディッチ試合だというのに、なんだかプリプリしながら夕食の席に現れたハリー達。
ちょっと気になったので、スリザリン席を離れ、ハリー達の元へ向かう。面白そうだと判断したのかトム君もついてきた。
A「やあやあ、そんな怖い顔してどうしたんだい?」
ロン「あ!ちょっと聞いてくれよA!スネイプが僕に医務室のおまるを磨けって言うんだ。魔法なしだぜ!!」
A「え、なんで??」
ジャ「ああ...、今日はルーピン先生の具合が悪かったみたいで、代わりにスネイプ先生が授業をしてくださったんだけどよ...」
グリ「アイツ、急に人狼について授業始めたんダゾ!まだそこまで進んでいないって言ってるのに!」
ああ、そう言えば今夜か。第一回目の満月は。
夕食とったらレオナ先輩達にルーピン先生の所に行ってもらって、薬の効果を確認しなくちゃ。
私がそう考えている間にも不満は加速していく。
ハリ「それでスネイプが"人狼と真の狼とをどうやって見分けるか?"って問題を出したくせに、ハーマイオニーが手を上げてるのに無視するんだ!それでロンがちょっと文句言ったら減点された上に処罰まで!」
ロン「おまけに月曜の朝までに、全員"人狼の見分け方と殺し方について"羊皮紙二巻分のレポートも提出しろとか言うんだぜ!本当信じらんないよ!」
ハー「いくらあの授業の先生になりたいからといって、他の先生にあんなふうだったことは無いわ。いったいルーピン先生になんの恨みがあるのかしら!」
A「わかった!分かったから一旦落ち着いて!」
レオナ先輩とラギー先輩はあまり興味がないのか、我関せずとお肉をモグモグし始めている。そんな二人を横目に見ながら、この状況にため息がでる。
確かに誤解されやすい先生だけど、悪い人じゃないんだけどなぁ。
ルーピン先生とスネイプ先生の確執を知っているレギュやユウもこれには苦笑いだ。
348人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ANMZK - 面白かったです❗️これからも頑張ってください😆 (5月12日 20時) (レス) @page46 id: 7555f05ef4 (このIDを非表示/違反報告)
ANMZK - 最っ高です❗️次の話も楽しみにしてます❗️ (5月5日 21時) (レス) @page44 id: 7555f05ef4 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬みかづき(プロフ) - ものすごく面白いです!声をあげて笑ってしまいました。更新これからも頑張ってください! (2023年3月20日 7時) (レス) id: 41859a0eac (このIDを非表示/違反報告)
hEllomONing(プロフ) - この作品大好きです!いつも笑いながら読ませていただいています!!!無理せず更新頑張ってください! (2023年3月6日 5時) (レス) @page32 id: 79441643a0 (このIDを非表示/違反報告)
宵凪(プロフ) - すッッッごい好きです!!!!!更新これからも頑張ってください…!とても楽しみにしています! (2023年2月26日 10時) (レス) @page30 id: 47abe22f42 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぷちとまと | 作成日時:2022年5月31日 23時