アズカバンの囚人が11人 ページ11
ユウside
中々お辞儀を返さないバックビークを見て、ハグリッド先生が心配そうに2人に下がるように言う。
しかしそんな声もAちゃんには届いていないのか、凛とした顔で真正面からバックビークを見つめ続けている。
ハリー君も心配なのか、彼女の手を握り、その場から動かずジッとしている。
そのまま見つめ合うこと数秒、驚いたことに、突然バックビークが、ウロコに覆われた前脚を折り、どう見てもお辞儀だと思われる格好をしたのだ。
ハグ「やったぞ、2人とも！！よーし、触ってもええぞ！クチバシを撫でてやれ、ほれ！」
狂喜したハグリッドの声に押されるようにしてバックビークに手を繋いだまま近寄る2人。
しばらく撫でていると、バックビークはそれを楽しむかのようにトロリと目を閉じた。
クラス全員が拍手を送る中、2人はハグリッドの合図でバックビークの背に乗り、大空へと飛び立っていった。
楽しそうに上空から手を振るAちゃんに、みんなで手を振り返していると、急に何かに気づいたようにラギー先輩に合図をだした。
ラギ「んんー？何ッスかね〜。しきりに向こうを指差して...ってレオナさん！？いつのまにそんなとこで寝てんッスか！」
どうやらサボっていたのを見つけて教えてくれていたらしい。そのまま放牧場の上空を一周すると、地上へと降り立った2人に再度盛大な拍手が送られる。
その後、ジャック君とレギュラス君の番になり、2人も難なくクリアした。心底楽しそうに降りてきた二人とハイタッチしながら、Aちゃん達はこちらへと戻ってきた。
ユウ「4人ともカッコよかったよー！！」
A「んっふっふー！めっちゃ楽しかったー！ほら次はユウ達の番だよ！レオナ先輩も寝てないで。ほらほら！」
4人の成功に励まされ、他の生徒も恐々と放牧場へ入ってくる。やがて放牧場のあちこちでみんながおずおずとお辞儀を始めた。
私も勇気を出して、Aちゃんが見守る中、フレディと対峙し、お辞儀し返してもらえたので、優しくモフモフしていると、急にAちゃんが「やばっ...」と焦った声をあげ、何処かへと走っていってしまった。
その直後近くで上がる悲鳴
その方角を見て一気に血の気が引いたのが分かった。
ソコは先程Aちゃんが走っていった...
だんだんと広がるパニックの波を押しのけるようにして進んだ私の目に飛び込んできたのは、歯を食いしばりながら、血に染まった腕を押さえつけるAちゃんの姿だった。
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ANMZK - 面白かったです❗️これからも頑張ってください😆 (5月12日 20時) (
レス) @page46 id: 7555f05ef4 (このIDを非表示/違反報告)
ANMZK - 最っ高です❗️次の話も楽しみにしてます❗️ (5月5日 21時) (レス) @page44 id: 7555f05ef4 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬みかづき(プロフ) - ものすごく面白いです！声をあげて笑ってしまいました。更新これからも頑張ってください！ (2023年3月20日 7時) (レス) id: 41859a0eac (このIDを非表示/違反報告)
hEllomONing(プロフ) - この作品大好きです！いつも笑いながら読ませていただいています！！！無理せず更新頑張ってください！ (2023年3月6日 5時) (レス) @page32 id: 79441643a0 (このIDを非表示/違反報告)
宵凪(プロフ) - すッッッごい好きです！！！！！更新これからも頑張ってください…！とても楽しみにしています！ (2023年2月26日 10時) (レス) @page30 id: 47abe22f42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷちとまと | 作成日時：2022年5月31日 23時
