賢者の石32つ ページ36
Aside
セベクの友達発言により、部屋はシンと静まり返ってしまった。当の本人はやりきったかのようにキリッとした顔をしている。
スネ「友達だと...?純血でもないのにか??」
クィ「おかしなことを...君達は"汚れた血"の味方をするのか...?」
ヒェッ!!クィレル先生のどもりが無くなった!ガチでオコじゃん!でももう後には引けない!!
セベ「"血"は関係ありません!僕達は、僕達が仲良くなりたいと思った人と"自由に"友達になります!例え先生でも指図はうけません。」
A「それにハーマイオニーが"汚れた血"?親がマグル"だから"?...違うでしょう!?親がマグル"でも"誰よりも努力して、誰よりも多く魔法の知識を持った尊敬すべき魔法使いです。そんな素敵な子、仲良くなりたいと思わないわけがないですよ!...きっと先生方が学生の頃にもそんな子がいたはずですよ。」
ねえ、そうでしょう。スネイプ先生?
そう思いながらチラッと横目で見ると、懐かしむような、驚いたような複雑な顔をしていた。ああ、きっと今、リリーさんの事を考えている。
A「努力は魔法より習得が難しい...先生方、どうか"血"や"元々の才能"より、そういう人を大事にしてくださいませんか?」
そう言って先生方を見る。クィレル先生は真顔の為何を考えているか分からないが、スネイプ先生は何故だか少し泣きそうに見えた。
セベ「さて!そろそろ戻らないと若様に返信するのが遅れてしまうな!帰るぞ、人間!!!」
A「あ、うん!えっとでは、私達はこれで。お茶ご馳走さまでした!」
セベ「ありがとうございました!!!」
スネ「ああ、気をつけて戻るように」
クィ「こ、こちらこそ、あ、ありがとう、ご、ございました。ま、また、お、お話しましょう」
え!?今、"また"って言った!?もうこんな怖い思いするの嫌なんだけど!?
クィレル先生の言葉は聞かなかったことにして、急いで部屋を出て扉を閉める。
A「よ、よかったー!生きて出れたぁ」
思わず扉の前でへたり込む。
死ぬかと思ったぁ
セベ「何を座り込んでいるんだ、人間!!早く戻るぞ!」
A「はーい」
そのままセベクと並んで寮へ戻る。
A「ねえ、セベク...ありがとね」
きっとあの時、セベクが言い返してくれなかったら、私は黙ったまま何も言えなかったから。
セベ「何がだ!!!」
A「んー、内緒。...てか、肖像画の人たちに迷惑だから静かにね」
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朔月 望(プロフ) - ジャミル先輩大分はっちゃけてますねwwwルーク先輩の全てを狩るものの怖さにビビりましたwwwとっても面白かったです! (2022年8月23日 1時) (レス) id: 53ec205f67 (このIDを非表示/違反報告)
セツナ(プロフ) - ダイソン呼びに爆笑しました!wそして推しの寮!!最高すぎです!! (2022年6月23日 22時) (レス) id: 2ea77c9340 (このIDを非表示/違反報告)
ぷちとまと - おからクッキーさん» 教えてくださりありがとうございます!実はだいぶ前に気づいたのですが、今更変えるのもなーと思ってそのままにしてます。誰に言ってるか分かればいいかなーと。でも指摘頂いたと言うことは皆様気になってるかもですね!ちょっと考えてみます! (2021年6月29日 20時) (レス) id: 82f5b4b318 (このIDを非表示/違反報告)
おからクッキー(プロフ) - 突然コメントすみません!夢主さんのフロイドからのあだ名オルトくんとかぶってます…! (2021年6月27日 19時) (レス) id: 7adc3e410f (このIDを非表示/違反報告)
ぷちとまと - ライア@liar_onlookerさん» わぁい!そこを気に入って頂けるとは...!嬉しいです。お読みいただきありがとうございます! (2021年1月24日 23時) (レス) id: dca9d22672 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷちとまと | 作成日時:2020年8月30日 16時