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ユウ「んむむ………」
グリム「何顔しかめてんだ?」
ユウ「ライヴさんに、メールを……これでいいかなぁって」
文字の羅列を何度も目で追う。
誤字脱字は無いはずだけど……内容はこれでいいのかな。
ぬいぐるみがバレてたこと。
アズール先輩を始め、オクタヴィネルの3人が来てくれたこと。
そのおかげで昨日は穏やかな1日を過ごすことができたこと。
たかだかこんなことで連絡するのもどうかと思うけど、報連相が大事って言うし……しつこいくらいのが丁度いいのかな?ぐぬぬ、わからん。
ユウ「……ま、いーや!送信!!」
液晶をタップすると、液晶に俺が送ったメッセージが表示された。既読はつかない。それもそうか、ライヴさんは実家のお手伝いとかで忙しいだろうし。
ホリデーが明けるまでに見てくれればそれでいいや。
スマホをポケットにしまって、朝食に手を伸ばす。
今日これらを作ったのは主にフロイド先輩らしい。見るからに美味しそう。朝からこんなの食べられるだなんて幸せだ。
もちろん(?)写真を撮ってライヴさんに送った。なんて返ってくるかは俺にもわからない。
ユウ「美味しいね」
グリム「んまぁ!スカラビアとはまたちょっと違うんだゾ!!」
ジェイド「気に入っていただけて何よりです。フロイドもきっと喜びますよ」
朝はそんなに食べたくないけど、ついつい食べてしまうような美味しさだった。
ライヴさんもここにいたら最高の朝なんだけど……
あぁ、相当ライヴさん不足になっているらしい。会えたら真正面から抱きつこう。迷惑がられても知らない。嘘。ちょっと傷つく。
その後、魔法の練習やら勉強やら……濃かったけれど、なかなかに充実していた。
3時になるのもあっという間。豆知識を交えたアズール先輩の説明は、面白くて引き込まれる。久しぶりに勉強が楽しいと思えた気がする。
談話室で勉強していると、アズール先輩とジャミル先輩が退室した。
どうやら今から作戦を行うらしい。うぅ、俺には重大な仕事なんてないけれど、気を引き締めないと。変に足を引っ張るのは御免だ。
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作者名:諒 | 作成日時:2020年10月16日 20時