【ツイステ】 Stoneface__WHITE.【男主】 (ページ7)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:36,216 hit

○3-6 ページ7

クロウリー「ところで、飲み物は出ないのですか？」

ユウ「……はい？」

クロウリー「あぁいえ、出ないならいいんですよ。学園長が来ているというのにもてなしがないことへの落胆なんかちっともありませんので」

ユウ「えぇ……？」

そんな図々しい………ん〜、紅茶とかって俺が勝手にいじっていいものだろうか？いやいいんだろうけど、なんか…価値がわからんからなぁ。

仕方ない、と腰を上げる。めちゃめちゃ重いけど。

『《げげっ、クロウリーまた来てるじゃーん！》』

ばっと後ろを振り向けば、ブラウスにスキニーパンツ姿のライヴさん。足ほっそなんだあれ。いいスタイルしてんな。

マノくんの声が少しだけ低い。気がする。掠れているような気がしないでもないし。

ユウ「ライヴさん、おかえりなさい」

『《ユウもおかえりー！お客さんがいるならお茶出さないとねー！》』

ユウ「あ、それなら俺が」

『《いいよいいよー！どうせクロウリーの話聞かなきゃいけないんでしょー？》』

クロウリー「どうせってなんですか！失礼ですよ！」

学園長の声が聞こえているのかいないのか、ライヴさんは靴の踵を鳴らしながらキッチンへと移動した。

ドリンクが運ばれてくるまでの間、学園長の話になんとなく相槌を打つ。ほぼほぼライヴさんのことだったんだけど…この前手刀喰らったの記憶に無いのかな……
ほら、ライヴさんゴミ見るような目してる………ジャックもなんか言ってよ、目逸らすな。

『《陰口は本人がいないとこで言えよなー？》』

クロウリー「陰口だなんて人聞きの悪い！」

『《今日は寒いからホットココアねー。苦くしてあるから甘いのがいい人はミルクフォーム乗せるといいよー》』

学園長の言葉を無視して机の上にトレーが置かれる。
マグカップからは湯気が出ていて落ち着くココアの香り。
一口飲んてみたけど結構苦い。ふわふわしたやつ乗せちゃお。

ジャック「俺まで、いいんすか？」

『《もちろーん！そもそもこの前だって勉強会来てたじゃんかー、今更気にすることじゃないよー？》』

ジャック「あざっす、じゃあ、あの、いただきます」

皆で温かいココアを飲んでほっと一息。ここ空調無いから温かい飲み物が滲みる。
もう話聞かずに解散になんないかな〜、だんだん面倒になってきちゃった。