【ツイステ】 Stoneface__YELLOW.【男主】 (ページ7)

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トレイさんが怪我をしたと聞き、ハーツラビュルへ事情徴収に行った。
やはり学園長が言っていたのと同じ感じだったらしい。

ケイト先輩の提案で色々なところを回ることになり、ハーツラビュルとは異なるの鏡を潜る。
ここがライヴさんが元いた寮、ポムフィオーレ…何か想像できるかも。こういうところ好きそう。ティーカップとかこんな感じだったし。

ポムフィオーレ寮から中庭へ移ると、顔のよく似た2人とライヴさんがベンチに座っていた。
左手にはマノくんがいて、3人で話している様子。

左がジェイド・リーチ先輩、右がフロイド・リーチ先輩らしい。
背が高くて威圧感がすごいな………
それに挟まれて普通に裁縫してるライヴさんもライヴさんだ。

フロイド「すげー！生きてるみたい！」

ジェイド「陸の方たちはこんな器用なことができるのですね、興味深いです」

フロイド「なんか他の声もできる？」

"陸の方たち"って言葉が引っかかったけどまぁそこまで重要なことじゃないだろう。
やっぱりあぁいう技術はどこの世界線でも皆興味を持つんだな。

ケイト先輩たちの2人についての話を聞きながら、彼らの話に耳を傾ける。

『《できるよー！ライヴは声帯模写が得意なんだー》』

フロイド「セータイモシャ？何それ」

ジェイド「簡単に言えば声真似のようなものかと」

フロイド「マジー？俺のマネしてよ！ね？いーでしょ？」

『《ちょっと待っててー》』

軽く喉を押さえて声を出すライヴさん。今度は腹話術じゃなくて普通に話すようだ。

その様子を見つめていると、みるみる声が変わっていった。
凛としたライヴさんとは全然違うフロイド先輩の声。頭の中でバクが起きそう。

『じゃじゃーん！どおどお？似てる？ちゃんとオレになってるぅ？』

フロイド「すげー！！！俺じゃん！！！えっジェイドは？できる？」

『…えぇ、できます。ただ、ジェイドの話し方がいまいち分からないので…何だか不自然ですね』

ジェイド「ふふ、本当に自分が2人いるようで面白いですね」

木陰から小さな拍手を送る。ライヴさんの声をエースとデュースも感嘆の声を漏らした。

なるほど、だからマノくんとライヴさんの声は全く違うのかもしれない。声帯模写が得意ならたくさんの声を持っているだろうし。

その後、リーチ兄弟に見つかった俺らはヘトヘトになりながら撤収した。ライヴさんちょっと楽しそうな顔してたなぁ。