【ツイステ】 Stoneface__YELLOW.【男主】 (ページ21)

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リドル先輩たちとの作戦会議を終え、俺とグリムは帰宅。今日も今日と手静かな室内に、小さくため息を漏らす。
早くライヴさん帰ってこないかな。

なんて考えながら手を洗って、談話室に戻る。ふと、視界に見慣れぬものが入った。……プレゼント…？ライヴさんの忘れ物かな？

グリム「おいユウ！これ、お前へのプレゼントなんだゾ！」

ユウ「俺に？…一体誰が…？」

グリム「早く開けるんだゾ！見せろ！」

ユウ「グリム宛じゃないのにテンション高いね…」

小さなメモ。この字はライヴさんだ。
[良ければ着て。手作りだけど強度は保証する]とだけ書いてある。"着て"ということは服か。

リボンを解けば、パステルパープルの体操服とベスト、黒色のつなぎが入っていた。

見るからにエースたちのと同じ。手作りには見えない、普通に売ってるような感じだ。
えぇ、ライヴさんって本当にすごいな……！？

ユウ「す、すごい…どう、ピッタリじゃない！？」

グリム「スゲー！それにそれに、俺様の魔法石と同じ色なんだゾ！」

ユウ「…！！パステルパープルってそういうことか！」

確かにグリムの言う通り、この色はグリムの魔法石と同じ色だ。それよりかは少し薄いけど、グリムの魔法石を参考に作ってくれたに違いない。
すごい、サイズもピッタリ。

何度も体に当てては離してを繰り返す。すごい。それしか出てこない。
マロンタルトを届けに行ったときに違う色の体操服があったのは、これを作るため？随分と長い間拘束してしまったのか……！嬉しいけど申し訳ない……！
今度謝ろう、トレイ先輩に頼んでお礼のお菓子作り手伝ってもらおう……！

ユウ「これで普通に運動ができる」

グリム「マジフトもお茶の子さいさいなんたゾ！」

ユウ「ね。……ふふ、嬉しいなぁ」

ここにライヴさんがいたらもっと幸せなんだけど……それはわがままか。

屋敷内のゴースト達に自慢をして回ると、皆口々に褒めてくれた。
いい色合い、似合う、ライヴ坊はすごいとか。ライヴさんが褒められるのは俺も嬉しい。

ユウ「っし…明日、頑張ろうね！」

グリム「寝坊したら許さねぇんだゾ！」

ユウ「今日は明日に備えてすぐに寝るよ」

そっと衣服を畳む。
何だか緊張してきた。本番までまだまだ時間はある。リラックスしないと。明日失敗しないために。