【ツイステ】 Stoneface__YELLOW.【男主】 (ページ18)

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エース「マジカルシフト大会での順位や活躍ってかなり将来に響くんだろ？だったら気持ちはわからなくもないけど。」

なるほど。俺の元いた世界で言うスポーツ選手的な感じか。プロとか実業団とかあるのかな？
まぁ将来に響くからって他人を蹴落とすような人は1度も見たことないけど…もしかして俺だけか？

こっちもこっちで大変なんだなぁと思っていると、ジャックが唸り始めた。
エースがそれを宥めても収まらない。

ジャック「将来よりも今だろ。今の自分の実力を見せつけなきゃ意味ねぇだろうが。俺が特に気に入らねえのは寮長、レオナ・キングスカラーだ！」

あぁ、あのマジフトすごくうまかった…のんびり、というか怠惰？な人か。
そこは実行犯じゃないんだ。やっぱり他の寮のことはまだまだわからない。謎だらけだ。

イライラしながらレオナ先輩への愚痴を連ねるジャック。
貶してるようで褒めてない？本当にいいやつだなジャックは。

ジャック「サバナクロー寮に入って、あの人と本気(ガチ)でマジフトの試合がやれるんだと思ってたのに……」

悔しそうに唸るジャックを見て、俺とエースは顔を合わせる。

エース「あのさー……ユウ。コイツ、さっきからずっと自分トコの寮長に文句言ってるようでいて…」

ユウ「実はすっごく尊敬していたのでは……」

いや、そうに違いない。言葉に棘があるけどたくさん褒めてるし。

ジャック「今までの事件は、奴らにとって行きがけの駄賃みたいなものだ。奴らはもっと大きなことを目論んでる。」

デュース「大きなこと？」

ジャック「ディアソムニア寮寮長、マレウス・ドラコニアだ。」

また新しい名前が出てきた……誰だ、マレウス・ドラコニアって。
入学式でも"あの"って言われてたっけ。

わからないことだらけの俺を置き去りにして、話はどんどん進んでいく。

デュース「無得点で初戦敗退……優勝常連寮としてはさぞ悔しかっただろうな……」

ジャック「ああ。世界中が注目する中、大恥をかかされるわけだ。先輩たちはその雪辱を果たそうとしている。しかも、卑怯なやり方で。」

エース「大会当日、ディアソムニア寮になにか仕掛けるつもりってことか。」

ジャック「そうだ。だから、俺はその計画をぶっ潰す！」

意気込むジャック。
遠くからした足音に振り向くと、そこにはリドル先輩とケイト先輩が立っていた。