【ツイステ】 Stoneface__YELLOW.【男主】 (ページ13)

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放課後。校内回ったけどやっばりライヴさんはいなかった。

捜索は早めに切り上げて寮へと足を進める。グリムは犯人探しに勤しんでいるけど、俺は結構限界を迎えていた。

重い扉を開けて、そのままソファーに身を投げる。どうしたらいいのかわからない。どうしたいのかもわからない。
手を染めてるなら止めてほしい。でも何か理由があるのなら止められない。

滲む涙を拭うと、頭の上に軽い何かが乗っかった。

ユウ「…わ、えっ、あれ」

"キュウ"と鳴くブタ。ポンポンと増えて、俺の体にギュウギュウと抱きついてきた。
可愛い。それに、このぬいぐるみは、絶対、ライヴさん。

『……おかえり、ユウ』

久しぶりに聞いた優しい声に涙がとめどなく溢れる。
ライヴさんだ、正真正銘本物。マノくんはいないけどエバくんが俺の近くをふよふよと飛んでいる。

ユウ「ライヴざん"〜〜〜！！！」

『溢れるから、待って』

ライヴさんに抱きつこうとすると優しい声色で拒否された。
飲み物を置いたのを確認して俺より大きい背丈に飛びつく。鼻を啜ると、背中に回された手が優しく俺を叩いた。

迷惑だろうけど、心配をかけたのだからこれくらいは目を瞑ってもらおう。

『…ごめん』

ユウ「どこにいたんですか、俺めちゃ心配したんですけど」

『ちょっと、いろいろ……』

ユウ「も"〜〜〜〜！！！」

『ユウ……』

ライヴさんと共にソファーに座って、ホットミルクのマグカップを渡された。
一口つければ、甘い香りが鼻を抜ける。

何から話せばいいんだろう、直接切り出してもいいのかな。
ホットミルクで心を落ちかせていると、ライヴさんが先に口を開いた。

『リドルは、来てないの』

ユウ「グリムたちと犯人探しをしてます。俺は疲れたからお休み」

"そう"と小さく呟いて、ライヴさんもマグカップに手を伸ばした。

一息ついて、ライヴさんに質問を投げる。
共犯でも受け入れよう、何か理由があるのかもしれない。
道徳に反してたら止める必要があるけど、話を聞かないのは言語道断だ。

ユウ「ライヴさんは…今回の事件、関わってますか」

『…手は下してない、怪我も負わせてない』

ユウ「…えっと…？」

『俺は、えと、_____』

ライヴさんが言うには、目くらまし的な感じで犯人の特定を揺らがせているとのこと。
今はサバナクローに宿泊しているらしい。