理系女子の活動日誌 2【QK】

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｢え、Q様にみんな出るんですか！？｣


私の声に反応して、そこにいたみんなが振り返る。振り返った人達が、実は、と話し始めた。この場にいるむらたくさん以外の人が出るらしい。みんなのかっこいいところが地上波で見られることに喜び半分。出る事実を教えてもらえなかったことに寂しさ半分。そんな気持ちでいるとむらたくさんが宥めてくれた。


来週の月曜日に放送らしく、私は今から1人でワクワクしてる。オフィスでみれる人は一緒に見ましょうね！と言うと恥ずかしいからパスと全員言って、ここでも仲間外れにされる、と肩を落としてむらたくさんの方を見ると僕でよければ一緒に見る？と聞いてくれた。分かりやすく私は喜ぶ。


まあ1週間もあるからまだまだなんだけど。とりあえず記事仕上げなきゃ。

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放送日当日。結局よしあきさんとこうくんはオフィスに残っていて、4人で見ることにした。2人はあんまり見て欲しくない、なんて言ってたけど、明日になって感想を言われる方が恥ずかしいのでは、という結論に至ったらしい。まあ私はきっと感想を沢山いうだろうな、と自分でも思う。


19時、テレビに見慣れたみんなが映る。こうしてテレビ越しに見てみると、ほんとにすごい人たちなんだな、なんて他人事のように見てしまう。


いつもは動画でしか見れない挨拶を見て感動してしまう。みんないつもより控えめなのが可愛い。お兄ちゃんがこんなに大人しいの珍しい。


｢わ、むらたくさん、今からみんな問題ときますよ！ほら、見ましょ見ましょ！！｣


わかったわかった、と私に掴まれた肩を前後に揺らしながら近くに来てくれるむらたくさん。時間を沢山残して余裕でクリアするみんなは、いつも見るみんなと何も変わっていなくて、微笑ましい気持ちになる。


｢すごいですねよしあきさん！こうくん別にこれ恥ずかしがる必要ないやん！｣


今こうやって隣ではしゃがれるとこそばゆい気持ちになるよ〜と八重歯を見せながら照れたように笑うよしあきさん。いやね、これ結構恥ずかしいからね！と目をまんまるにさせて言うこうくん。画面内の少しかっこつけている、と言ったら失礼かもしれないけど、そんな2人からは想像できないくらい動転していて、なんだか面白かった。むらたくさんと2人で笑ってしまう。笑わないでよ！と重なった声に、みんなで目を合わせてあはは、と笑った。

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