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早朝、お兄ちゃんが先に目を覚ます。昨日の記憶はお店から出たところで終わっているみたいで、家にいることに驚愕していた。その後に私とよしあきさんがいることに気がついてまたもや驚いていたけれど。こうくんはお兄ちゃんが起きた1時間後ぐらいに起きて、ここ俺ん家じゃねえじゃん...なんて小さく呟いていた。
私とよしあきさんは平気だけど、お兄ちゃんとこうくんは二日酔いみたいで、起き上がるのがだるい、なんて理由でずっと床に寝そべっていた。けどそんな調子でい続けるわけにもいかず、着替えなよ、とお兄ちゃんを立ち上がらせる。可愛い鬼がいる...なんて寝ぼけたことをぬかしているのでさっさとお風呂場に連れて行った。よしあきさんは夜中のうちにシャワーだけ浴びている。
こうくんは朧気な意識の中、私たちと会話をしているけど、ついて行くのに必死であんまりちゃんとした会話ができていなかった。次第に口数が減っていつて、また夢の中へと堕ちたみたいだった。
｢こうくん寝るならベットいきなよー？...あ、もう寝てた｣
｢Aちゃんとこうちゃんが2人でいたら、やっぱりAちゃんはお姉ちゃんになるんだね｣
やっぱり、という言葉に首を傾げて、文脈おかしくないですか？と尋ねると昨日の会話覚えてないの？とよしあきさんは話し出した。
｢家族構成の話をキラキラ笑顔で話してたんだよ、こうちゃんは弟で、とか僕がお兄ちゃんで、とか｣
そう言われて自分の失態を思い出す。酔ってそんな変なこと言ったのか自分...。家族みたいだとは思っていつつも、家族構成なんて考えたこと無かったから、私の無意識部で考えてることなのかな。
｢でね、そこで言ってて僕気になったんだけど、水上さんはどうして幼馴染なの？1人だけ血が繋がってなかった｣
どうして、と言われても私もわからないので、なんでだろ、と考えると、よしあきさんの口が小さく開いて、好きなの、と呟いた。
｢水上さんのこと、好きなの｣
いつもの可愛らしい笑顔でもなく、真剣になにかと向き合うかっこいい顔ではなく、少しだけ悲しそうで、縋るような表情をしたよしあきさんが聞いてきた。
｢好きとか、そんな烏滸がましい感情抱いてないですよ！ただ、そうくんは私がクイズを知るきっかけになった人だから、仲良しというよりも憧れという部分が強いんだと思います｣
そう言うと、少しだけ怪訝そうな顔をして、よしあきさんはまた口を開けた。
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おとわ(プロフ) - ゆっぴ/唯華cさん» コメント、リクエストありがとうございます...！今の小話が終わったら書かせて頂きます！ (2019年12月6日 8時) (
レス) id: c8d4633da7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴ/唯華c(プロフ) - 初コメ失礼します！頭楽しく拝見させていただいてます！リクエスト大丈夫ですか？風邪でふらふらな主人公ちゃんのお話が読んでみたいです！これからも応援しています！ (2019年12月5日 23時) (レス) id: 7ff6de5a8e (このIDを非表示/違反報告)
たそ。(プロフ) - おとわさん» そんな言ってもらえるほどの奴じゃないですよ！！こんな奴で良ければ仲良くしてやってくださいな。 (2019年9月17日 19時) (レス) id: 1c4af94c04 (このIDを非表示/違反報告)
おとわ(プロフ) - たそ。さん» コメントありがとうございます！たそ。様得なら何よりです...！ありがたい言葉を励みに頑張ります！！ (2019年9月17日 2時) (レス) id: c8d4633da7 (このIDを非表示/違反報告)
たそ。(プロフ) - 続編おめでとうございます！須貝さんがお兄ちゃんは我得すぎるので本当にありがとうございます←これからも更新楽しみに待ってます！！ (2019年9月16日 20時) (レス) id: 1c4af94c04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おとわ | 作成日時：2019年9月15日 23時
