【オリジナルBL】まっしろなゆめ【男主】 (ページ4)

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さんわページ4

ピピピ、ピピピ、ピピピ…

枕元の目覚まし時計が鳴って、時間を確認してむくりと起き上がる。
朝05:00。
家事全般を1人でこなす俺にとって早起きは必須なのだ。

『真白を起こさないようにしないと…』

そんな独り言をぼそぼそと呟きながら扉を開けると。

「あっA、おはよ！」

『おう真白、おはよ……………え』

キッチンには、にこにこと幼い笑顔をこちらに向けて片手にフライパンを握る真白。
えっ、まっておにーさん色々ついていけてない。
頼む、置いてかないで。

「あのな、今朝飯つくってっから！」

ちょ、何そのキャラ。何キャラ？
元気ショタか。…いやいやそーゆー事じゃなくて。
また頭が働かない。待って待って。

『…君、いつから起きてた？』

「んー？大体4時くらいかな」

『…………』

何だったのさっきまでの俺のドヤ顔。
真白が起きないようにどころか俺が起きないように気遣われてんじゃん。

「だからまだ寝てていーよ」

『お、おう…』

何だこれ。昨日までの物静かな真白は何処へ。
勢いに押されてまた布団ダイブ。
ああ落ち着く。ただいま布団。

『………ねむ…』

しているうちにだんだん意識が遠のき、いつの間にか寝てしまった。

'

「A、起きて！」

『んー…あと5分……』

「じゃあいいや」

『いいの！？』

そんなコントみたいなやりとりで起床。
ツッコミで目が覚めるってどうなんだ。

『…今何時？』

「7時」

よかった、寝坊ではないっぽい。

『よし、じゃあ朝飯食うか』

「え？」

『え？』

何、え？って。

「何言ってんの、夕飯でしょ？」

『え』

シャッとカーテンを開けると、そこには果たして。

＿果たして、とっぷりと暮れた夜空が広がっていた…。

『ええええええええええええええええええええええええええええええ！？！？！？！？』