検索窓
今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:34,121 hit

и22. ページ22

藤「はい着いたー」



思わず表札を確認してしまった。



ちゃんと「Fujii」と筆記体で書いてあるから納得できたけど、なかったら…



だって何ここ。
白いし広いしでかいし。
ここ一人暮らしってどんだけ金持ち…



藤「あ、ちょっと待ってな鍵出すから…んーー…あれ、鍵ー…どこやったかな、鍵鍵鍵…あった」



時間かかるなー…
ゴソゴソすごいし。



ガチャ



藤「どうぞー。あ、風呂沸かしてくるわ」



バタバタと、長い廊下を走り回ってお風呂を沸かしに行った藤井。



…こんな豪邸とか聞いてないねんけど。



なんなん、天井吹き抜けやし。
食卓の上ミニシャンデリアみたいなんあるし。
ソファーもテレビもなんか全部でかい。



緊張して座れもせん……



お風呂も絶対薔薇風呂とかちゃうん笑



藤「何で立ってんの笑 座りー」



いつのまにか戻ってた藤井に肩をポンッと押され、ソファーにボスンとはまった。



「うおっ…」


藤「おっさんやん笑」



そしてその横に来たボスンッという二度目の緩い衝撃。



地味に距離が近い。
いや、ガッツリ近い。



藤「家出の理由は聞かん方がええかな?」



そのまま喋るから、耳に直に低い声が届く。



「……うん」


藤「そか。じゃあ聞かんとく」



それ以降話題がなくなってお互い無言。
携帯に送られてくるピコンという音だけがこの場を保たせている。
見なくても分かるからいちいち見ーひん。



横のやつはチラチラ心配そうに携帯とあたしの顔を見比べるけど。



淳太にあたしが本気ってこと思わせやな。
ホンマは痛む心を鬼にして、今日あたしは帰らない。



ーーーーーーーーーーーーーーーーー

評価下さいー。
たくさんのお気に入りありがとうございます。

и23.→←и21.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (68 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
436人がお気に入り
設定タグ:ジャニーズWEST , 中間淳太 , 藤井流星   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カジャ x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kajya1734  
作成日時:2017年6月3日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。