《完結》 ☆― two of a kind ―☆ ﾆﾀﾓﾉﾄﾞｳｼ＜Kazunari.Ninomiya＞ (ページ33)

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☆― 33 ―☆ ページ33

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翌日は―――――、サイアクだった――――。

頭は痛いし、

メイクしたまま眠ったせいでお肌はボロボロだし。

何よりサイアクだったのは、記憶が曖昧で、

どこからどこまでが夢で、

どこからどこまでが現実なのかが、

分からない事…。orz

A「(好きだって…。)」

言われたことは現実なんだろうか？

もし現実だったら…♡

なんて妄想を初めてしまえば、

女であれば誰だって、嬉しくないわけがない。(*ﾉﾉ)

だけど――――――。

A「(好きだったって…。)」

言っちゃったのは夢であってほしいっ！(ノ◇≦。)

(あんな昔のコト、今更過ぎて恥ずかしいから！)

唯一救いだったのは―――――、

服はちゃんと着てたこと――――――。

A「(意外に…。)」

紳士的、なのかもしれない。

合コンの日にはホテルに連れ込もうとしたくせに、

泥酔した私には手を出さなかった。

A「ふ～～ん♪」

そんなアイツを私はちょっと見直していた。

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♪～♪～♪～♪

夜になって鳴ったスマホに、表示されたアイツの名前。

さすがにちょっと、私は反応に困った。

A「もしもし…？」

二宮『あ、生きてた。(笑)』

A「…、うん…。」

昨日のコトだって言うのに分からない事が多すぎて、

変な事は言えない。(墓穴掘るからっ！)

だからココは！もう平謝りするしかない！

A「昨日は…すみませんでした。」

二宮『グデングデンだったもんな。(笑)』

A「はい。すみません…。」

いろいろ恥ずかしい事をした。と思う…たぶん。←覚えてない。

お金を払った記憶はもちろんないし、

送ってくれたのすらなんとなくしか覚えてないし。

A「ホントごめん…。」

二宮『(笑)いいよ。気にしなくて。』

A「(ﾎっ)」

二宮『楽しませてもらったから。(笑)』

んふふふっと笑う、

電波に乗って聞こえてきたアイツの声はすごく楽しそうで。

“ん？”っと何か引っかかった気がしたけど。

『今日はクスリ飲んでゆっくり休め。』

『また電話する。』

そんな優しい言葉に“ほんとはイイ人”なのかもしれない。

そう思いかけた時―――――。

二宮『あ、そうそう。風呂入った？』

コイツがそう聞いた。

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