☆― 22 ―☆ ページ22
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ココにパンツがある。ってことは………。
A「(アイツ……私のスエット……。)」
直履きしてるのっ！？！？！？！！？！
直で触れてるだろう、たるーんっとなってるアイツの“あいつ”を想像して、
A「(�堯�(;ﾟ□ﾟ*)ﾉｷﾞｬｱｱｰｰ!!)」
ちょっと血の気が引いた……。orz
( なのに頬は熱くなった。///)
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リビングに戻るとお気楽なことに、
二宮「すぴー。すぴー。」
A「……。(ｲﾗ)」
コイツはソファーの上で丸まって眠っていた。
ローテーブルに置かれたままの缶には灰らしきものが残っていて、
私がお風呂に入ってる間にタバコを吸ったんだろう。
A「っもう！」
私はその空き缶をキッチンへ運んだ。
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すぐに起きるだろうと思ったのに―――――。
私が夕飯を作っていても、
食べ終わっても、
リビングでテレビを見始めても。
(音は小さくしたけどっ！)
私がどんなに部屋の中を動き回ってもコイツは目を覚まさなくて、
A「(起きたら食べるかもしれないしな…。)」
そう思って作ったカレーは すっかり冷めてしまった。
A「(ﾁﾗｯ)」
二宮「すぴー。すぴー。」
A「(よく眠ってる…。)」
いつまで待っても一向に起きる気配が無いから。
そっとブランケットをかけて、
“お腹が空いてたら冷蔵庫。”
そうローテーブルに書置きを残して、
ソファーのすぐ後ろにあるベッドへと私は潜り込む。
眠ろうと目を瞑っているのに、
すぐそこに人がいると思うなかなか寝付けなくて、
A「……はぁ。」
何度も寝がえりを繰り返し、
ようやく私が眠りについたのは、
カーテンの隙間が薄っすらと明るくなった頃だった。
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A「……。(居ない…。)」
目が覚めた時にはアイツも、
部屋干ししてあったスーツも、
アイロンをあてておいたＹシャツも肌着も
ド派手なパンツもすっかり無くなっていて。
“朝からヘビーだわ。(笑)”
私の書置きの下に書かれたソレと、
きちんとたたまれたスエットと、
カレーの残骸だけが残されていた。
(スエットは速攻で洗濯機へ放り込んだ！！)
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なのに――――――、
翌週からアイツは―――――、
ぱったりと姿を現さなくなった――――――。
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作者名：舞
作成日時：2016年5月15日 0時
